土壇場で追いついたブライトン、状態上向きのチームに英国人記者が見解「日本人不在でも戦えることを証明している」【現地発】

2025年12月10日 スティーブ・マッケンジー

11月のリーグ戦は4戦無敗

9月のチェルシー戦以降、欠場が続いている三笘。(C)Getty Images

 12月6日、私はプレミアリーグ第15節のブライトン対ウェストハムのゲームを取材した。

 ブライトンは前節のアストン・ビラ戦、2点を先行しながらも3-4の逆転負けを喫した。それでも11月のリーグ戦は3勝1分で4戦無敗。またホームではゴールを量産中だ。直近のホームゲーム6戦連続で1試合2点以上奪っている。

 攻撃の中心である三笘薫を怪我で欠いているにもかかわらず、好成績を維持しており、今やブライトンは彼なしでも戦えることを証明している。日本人MFが今季、最後にリーグ戦に出場した9月27日のチェルシー戦(3-1)以降、ブライトンは10試合で5勝3分2敗とまずまずの結果を収めているのだ。
 
 今回のウェストハム戦でも三笘がメンバー外となったなか、ブライトンは前半、相手の縦に速い攻撃に苦戦して何度かピンチを迎えるも、GKバルト・フェルブルッヘンの好守もあり、なんとか耐え凌ぐ。

 しかし後半に入って73分、ジャロッド・ボーウェンに左足のシュートを流し込まれて先制点を奪われる。それでも90+1分にジョルジニオ・リュテールのゴールで土壇場で追いついて、1-1の引き分けに持ち込んだ。

 今のブライトンには勢いがある。三笘が復帰間近と報じられているなか、日本人アタッカー不在を影響させない戦い方を見出している。


著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー(Steve Mackenzie)/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。

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