【現地8月19~20日の主な移籍】ベンテケ、ペレイラ、カブール、ピーナールなどが新天地へ!

2016年08月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

ベンテケはクラブ史上最高額を用意したクリスタル・パレスへ。

クリスティアン・ベンテケ(リバプール→クリスタル・パレス)

■クリスティアン・ベンテケ
・25歳/FW/ベルギー代表
・リバプール→クリスタル・パレス(完全移籍)
・移籍金:2656万ポンド(約37億円)
 走力と運動量を求めるリバプールのユルゲン・クロップ監督の戦術にフィットせず、入団からわずか1年で売りに出される。ウェストハム、WBA、サンダーランド、ベジクタシュなども関心を寄せたが、結局はボーナス込みでクラブ史上最高額の3200万ポンド(約44億8000万円)を提示したと見られるクリスタル・パレスが争奪戦を制した。本人は「リバプールのような偉大なファンを持つ偉大なクラブでプレーできたことは素晴らしい経験だった。決して忘れない。クリスタル・パレスで全力を尽くしたい」とコメントしている。
 

■ロベルト・ペレイラ
・23歳/MF/アルゼンチン代表
・ユベントス→ワトフォード(完全移籍)
・移籍金:1300万ユーロ(約15億6000万円)
 1億4500万ユーロ(約174億円)を使う大型補強を敢行し、ミラレム・ピャニッチ(ローマから獲得)に続くMF補強を目論むユベントスにあって換金対象に。クラブレコードの1300万ポンドを提示したワトフォードに売却された。技術と運動量を兼備し、ワルテル・マッザーリ新監督の3-5-2ではインサイドハーフでもウイングバッグでも機能するだけに、新天地では貴重な戦力となりそうだ。
 
■ユーネス・カブール
・30歳/DF/フランス代表
・サンダーランド→ワトフォード(完全移籍)
・移籍金:340万ポンド(約4億7600万円)
 昨シーズンはサンダーランドで守備の要に君臨するも、家族の問題でロンドン帰還(一昨シーズンまでトッテナムに所属)を希望。最終ラインの補強を目論んでいたロンドン本拠のワトフォードと思惑が合致し、移籍が成立した。ペレイラとともに8月20日のチェルシー戦前に地元ファンの前で早くも御披露目されている。本人は「クラブと監督は僕の簡単ではない状況に理解を示してくれた。そのことに感謝している。すごく良くしてくれたファンには申し訳ない気持ちでいっぱいだ。ただ、理解してくれることを願っている」と語った。

次ページピーナールは恩師モイーズの下で最後の華を咲かせるか。

みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事