ブラジル人ストライカーが徳島を救った。

　シーズンを４位で終えた徳島ヴォルティスは、12月７日にJ１昇格プレーオフの準決勝で同５位のジュビロ磐田とホームで対戦。24分に先制点を許したものの、82分のトニー・アンデルソンのゴールで追いつき、１－１で試合終了。引き分け以上で勝ち上がりが決まるレギュレーションにより、決勝へと駒を進めた。

　試合後のフラッシュインタビューで、起死回生の同点弾を奪ったT・アンデルソンは「非常に嬉しい。我々が狙っていたものなので、次へ行けて良かったです」と安堵の表情を見せた。
 

「本当にゴールを取ることだけに集中していた」と、ヘッドで決めた自身の得点を振り返る。「誰が（クロスを）あげたとか全然覚えていなくて。でも本当に良いクロスから良いヘディングで得点を決められて良かった」。

　駆け付けたサポーターに向けては「感謝しかないです」とし、続けて「トレーニングの時から、ずっとサポーターは声援、エネルギーを送ってくれるし、こんな大勢の前で決勝行きを決められてすごく嬉しい。次の試合が今年のラストダンスなので、勝てるように頑張ります」と意気込んだ。

　PO決勝の相手は、RB大宮アルディージャに４－３で逆転勝ちしたジェフユナイテッド千葉。J１昇格がかかる注目の一戦は、13日に行なわれる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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