Jリーグは12月７日、J１昇格プレーオフの準決勝を開催。鳴門・大塚スポーツパーク ポカリスエットスタジアムでは、シーズンの順位が４位の徳島ヴォルティスと５位のジュビロ磐田が対戦した。

　プレーオフでは年間順位によるアドバンテージが設けられ、環境面では上位クラブの徳島がホーム開催となる。条件面では、徳島は引き分け以上で勝ち上がりが決まり、磐田が決勝へ進むためには勝利が必須となる。

　立ち上がりから積極性を示したのはホームの徳島。９分、ペナルティエリア手前でボールを受けたエウシーニョがキックフェイントで相手をかわして、右足を振る。しかし、鋭い一撃は惜しくも枠を捉えられない。

　24分にはアウェーの磐田が一瞬の隙をついて先手を取る。エリア内でボールを受けた佐藤凌我がドリブルから狙いすました右足シュートをゴール右下に流し込んだ。

　追いかける徳島は果敢に反撃を試みる。42分には、エリア内で味方の落としに反応したルーカス・バルセロスが強烈な右足ダイレクトシュートを放つ。しかし、これは磐田GK川島永嗣のビッグセーブに阻まれる。
 

　磐田の１点リードで迎えた後半、なかなかチャンスを作れていなかった徳島が73分に決定機を迎える。敵陣右サイドから柳澤亘がエリア内にクロスを供給。これに反応したトニー・アンデルソンがヘディングシュートを放つも、枠を外れる。

　それでも攻め続けると、82分に同点弾を奪う。またしても右サイドから柳澤がボックス内にクロスを送ると、これにトニー・アンデルソンが合わせてネットを揺らした。

　決勝進出には勝利が絶対条件の磐田は懸命に反撃に出るも、相手の手堅い守備を崩せず。そのまま試合は１－１で終了。レギュレーションにより、徳島が決勝へと駒を進めた。

　徳島は13日、J１昇格を懸けてRB大宮アルディージャを下したジェフユナイテッド千葉と相まみえる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【画像】日向坂や乃木坂、HKT48の人気メンバー、ゆうちゃみ、加護亜依ら豪華タレント陣が来場、Ｊのスタジアムに華添えるゲストを特集

【画像】日本は何位？ 最新FIFAランキングTOP20か国を一挙紹介！“アジア２位”が20位に浮上、トップ10から転落した強豪国は？

【記事】「日本はW杯に出ない方がいい！」元大宮の韓国レジェンドが森保Jの“死の組入り”に大はしゃぎ！ 母国の抽選結果は「大当たりだ」