「どう改善していくか。何が自分に足りないのか」
横浜FCで指導者として研鑽を積む俊輔。写真:永島裕基
後悔がないと言えば嘘になる。もっと何かできたはずだ、と。
「結果がすべてだからね」
悲願のJ1残留を果たせなかった横浜FCで、コーチ3年目の中村俊輔が唇を噛む。総失点45はリーグで11番目に少ない数字。守備面はそこまで悲観すべきものではなかったが、総得点はワースト2位の27。主に攻撃面の指導に注力した俊輔が自戒の念を込める。
「もっと得点を取らなければいけなかった。そうできるように合宿(シーズン前のキャンプ)から、もっと徹底してやらなければいけなかったのは...うん、あるかな」
ゴールを奪うための全体的なデザインや方向づけ。ともすれば、それは一コーチとしての仕事ではないかもしれないが、「たとえ監督の領域だったとしても、踏み込まなきゃいけなかったかな」と振り返る。
今にして思えば、もっと早くにアクションを起こしてもよかった。「なんなら2年前とかから。J1、J2と繰り返している。何が足りないとかを考えながら、チームとして明確にそれを突き詰めていく。そこの部分でもっと関与しなきゃいけなかったかなっていうのはある」。
やり切れなかったかもしれない。ただ、指導者として貪欲に学ぶ姿勢は今季も変わらなかった。「チームとして、やっぱり土台がしっかりしていないといけないから、そこを自分でも作れるようにしたい。今は良いものを吸収したり、自分でオリジナルなものを見つけたり、選手の反応を見て、これはいいなとか」。常にアンテナを張って、インプットし続けた。
「結果がすべてだからね」
悲願のJ1残留を果たせなかった横浜FCで、コーチ3年目の中村俊輔が唇を噛む。総失点45はリーグで11番目に少ない数字。守備面はそこまで悲観すべきものではなかったが、総得点はワースト2位の27。主に攻撃面の指導に注力した俊輔が自戒の念を込める。
「もっと得点を取らなければいけなかった。そうできるように合宿(シーズン前のキャンプ)から、もっと徹底してやらなければいけなかったのは...うん、あるかな」
ゴールを奪うための全体的なデザインや方向づけ。ともすれば、それは一コーチとしての仕事ではないかもしれないが、「たとえ監督の領域だったとしても、踏み込まなきゃいけなかったかな」と振り返る。
今にして思えば、もっと早くにアクションを起こしてもよかった。「なんなら2年前とかから。J1、J2と繰り返している。何が足りないとかを考えながら、チームとして明確にそれを突き詰めていく。そこの部分でもっと関与しなきゃいけなかったかなっていうのはある」。
やり切れなかったかもしれない。ただ、指導者として貪欲に学ぶ姿勢は今季も変わらなかった。「チームとして、やっぱり土台がしっかりしていないといけないから、そこを自分でも作れるようにしたい。今は良いものを吸収したり、自分でオリジナルなものを見つけたり、選手の反応を見て、これはいいなとか」。常にアンテナを張って、インプットし続けた。
横浜FCの四方田修平監督、シーズン途中に就任した三浦文丈監督からはもちろん、他チームの先達と話す機会があれば、自分の引き出しを増やすことに努めた。
「それはもう、自分が選手の時と一緒。1年目と2年目で違うし、今年は何ができて、何ができなかったかを反省して、整理して、しっかりと積み上げていく。どう改善していくか。何が自分に足りないのかとか」
トレーニングでは1つのセッションを任されたり、ミーティングで自らプレゼンすることもあった。貴重な経験であり、「それを財産にしなくちゃいけない」と噛みしめる。
「みんな一生懸命にやってくれた」と、選手たちの頑張りにも感謝する。「個人個人のところでフォーカスすると、レベルアップした人もすごくいるし、伸びた人もいる」。だからこそ、目に見える結果を出せるように、もっと力になりたかった。
「チームとして、どうやって鼓舞して、モチベーションを上げて、自信をつけさせて、どこが自分たちの強みで、これを続けていくぞ、みたいな。それを作っておいて、『監督さん、これどうですか』っていうアプローチを、もっとしなければいけなかった」
指導者として間違いなく経験値を高めたし、手応えも感じられたはず。一方で、まだまだ自分がやるべきこと、できたはずだったことを痛感したコーチ3年目だった。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
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トレーニングでは1つのセッションを任されたり、ミーティングで自らプレゼンすることもあった。貴重な経験であり、「それを財産にしなくちゃいけない」と噛みしめる。
「みんな一生懸命にやってくれた」と、選手たちの頑張りにも感謝する。「個人個人のところでフォーカスすると、レベルアップした人もすごくいるし、伸びた人もいる」。だからこそ、目に見える結果を出せるように、もっと力になりたかった。
「チームとして、どうやって鼓舞して、モチベーションを上げて、自信をつけさせて、どこが自分たちの強みで、これを続けていくぞ、みたいな。それを作っておいて、『監督さん、これどうですか』っていうアプローチを、もっとしなければいけなかった」
指導者として間違いなく経験値を高めたし、手応えも感じられたはず。一方で、まだまだ自分がやるべきこと、できたはずだったことを痛感したコーチ3年目だった。
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