失点に絡んだ。だが、最後は勝利に導いた。

　野澤大志ブランドンと綱島悠斗が所属するアントワープは現地12月３日、ベルギーカップのラウンド16で、後藤啓介や谷口彰悟ら日本人７選手を擁するシント＝トロイデンと対戦。３－３の末に迎えたPK戦を４－３で制し、次ラウンドに駒を進めた。

　注目の日本人対決となった一戦で、いくつかのトピックを提供したのが野澤だ。１点リードで迎えた17分、味方のバックパスを受け、左足で蹴り出そうとしたが、猛プレスをかけてきた後藤にブロックされ、ボールは自陣ゴールに吸い込まれてしまった。
 

　その後は両チームとも２点を追加。69分には後藤に再びゴールを割られた野澤だが、PK戦では奮起。相手の１人目と５人目のPKを見事にストップしてみせた。

　１失点目の場面では、ネット上で「何してんねん」「足元のミスで失点」「パス判断の遅さが気になりますね」といった声があがったが、PK戦での活躍ぶりには「えぐい！」「全部持ってった」「自らのミスを取り返した～」など称賛された。

　現地メディア『sporza』も「ノザワがまさにヒーローになった」と報道。「最後は日本のゴールキーパーに救われた」と22歳守護神に賛辞を送った。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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