川崎が浦和との大一番を制す! 大島のチャンスメイクから途中出場の森谷が決勝点

2016年08月20日 サッカーダイジェストWeb編集部

エウシーニョのクロスに森谷が合わせる。

途中出場から3分後、森谷が決勝ゴール。川崎は第2ステージ首位に躍り出た。(C) SOCCER DIGEST

[第2ステージ9節]浦和 1-2 川崎 8月20日/埼玉

 白熱の首位攻防戦は、川崎に軍配が上がった。

【浦和 1-2 川崎 PHOTO】川崎が白熱の首位攻防戦を制す

 序盤チャンスを掴んだのは浦和だった。立ち上がりの1分に武藤が猛然とプレスをかけ、GKチョン・ソンリョンのキックをブロックするアグレッシブなプレーを見せると、直後の2分には右サイドを起点に崩すと、最後は高木が決定的なシュートを放つ。これは枠を捉え切れなかったが、ホームの浦和がまず果敢な仕掛けを見せる。

 しかし、先制したのは川崎。15分、右サイドへの展開から小林が中央へ折り返すと、走り込んだ中村が右足ダイレクトでのシュートを叩き込んだ。川崎が1-0とリードする。

 それでも浦和は最終ラインからのビルドアップで、じわじわと川崎ゴールに迫る。そして28分、後方から抜け出した森脇がグラウンダーのクロスを送ると、川崎守備陣がクリアをし切れず、こぼれ球を李がゴールに押し込んだ。浦和が1-1の同点に追いついた。

 後半も拮抗した展開が続いたが、74分に川崎が勝ち越し点を奪う。大島がドリブル突破でバイタルエリアに進入すると、ペナルティエリア付近での攻防から右サイドへ展開。エウシーニョのグラウンダーのクロスに途中出場の森谷がスライディングで合わせ、ゴールネットを揺らした。

 その後、川崎は浦和の反撃を抑え、2-1で勝利。試合後、決勝点を挙げた森谷は「(投入の際に)監督からは特に何も言われなかったが、1-1の状況だったので、決定的な仕事を狙っていた」と語った。

 これで川崎は、年間順位で1位をキープ。第2ステージでも、浦和を得失点差で上回り、トップに躍り出た。一方の浦和は、年間、第2ステージともに2位となっている。
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事