後半に勝機のプライオリティを置いていたことは明らか
先制点につながるCKの獲得。勝ち越し点をお膳立て。鳥栖戦の勝利に大きく貢献したペイショット。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
J2最終節、ジュビロ磐田はアウェーでサガン鳥栖と対戦し、2-1で勝利。他会場でRB大宮アルディージャ、ベガルタ仙台がともに敗れたことで、磐田は逆転で5位に滑り込み、J1昇格プレーオフの出場権を掴んだ。
磐田の希望を繋いだのは、90分に生まれたリカルド・グラッサのゴールだ。1点リードで迎えた88分に同点とされたが、その2分後に勝ち越す。諦めずに勝利を目ざすチームの姿勢、それを支える安間貴義監督の信頼があった。
この試合、安間監督は2-2で引き分けた前節のモンテディオ山形戦から一枚だけスタメンを入れ替えた。2トップの1人を技巧的なアタッカーの角昂志郎にしたのは、シーズン途中の就任から2か月間で構築した戦い方のベースを崩すことなく、鳥栖のビルドアップにプレッシャーをかけ続け、ショートカウンターで得点の可能性を高めるための選択だったと見られる。鳥栖の3バック中央の今津佑太が統率する、人に強いバックラインの間に潜り込んで仕留める狙いが表われていた。
小菊昭雄監督が率いる鳥栖は、磐田のタイトな守備に苦しんでいたが、要所では決定的なシーンを作らせなかった。「0-0の時間を嫌がらない」というのは安間監督がずっと主張してきたことだが、100%勝利がマストだった鳥栖戦に関して、理想的と言える試合展開ではなかった。
磐田の希望を繋いだのは、90分に生まれたリカルド・グラッサのゴールだ。1点リードで迎えた88分に同点とされたが、その2分後に勝ち越す。諦めずに勝利を目ざすチームの姿勢、それを支える安間貴義監督の信頼があった。
この試合、安間監督は2-2で引き分けた前節のモンテディオ山形戦から一枚だけスタメンを入れ替えた。2トップの1人を技巧的なアタッカーの角昂志郎にしたのは、シーズン途中の就任から2か月間で構築した戦い方のベースを崩すことなく、鳥栖のビルドアップにプレッシャーをかけ続け、ショートカウンターで得点の可能性を高めるための選択だったと見られる。鳥栖の3バック中央の今津佑太が統率する、人に強いバックラインの間に潜り込んで仕留める狙いが表われていた。
小菊昭雄監督が率いる鳥栖は、磐田のタイトな守備に苦しんでいたが、要所では決定的なシーンを作らせなかった。「0-0の時間を嫌がらない」というのは安間監督がずっと主張してきたことだが、100%勝利がマストだった鳥栖戦に関して、理想的と言える試合展開ではなかった。
それでも就任後の7試合で、9得点のうち6得点を記録していた後半に勝機のプライオリティを置いていたことは明らかだ。
そのキーマンはマテウス・ペイショット。63分、190センチの大型ストライカーは、U-22日本代表のMF川合徳孟と一緒に送り出させると、前線の明確なターゲットマンとして起点を作り、鳥栖のディフェンスを脅かした。
67分に生まれた先制点は、井上潮音のCKからニアで渡邉りょうがすらし、松原后が押し込むという形だったが、井上のクロスに合わせたペイショットのヘッドがCK獲得とともに、待望のシーンの呼び水となっていた。
リードを奪ってからの磐田は5-3-2の守備を構える時間帯が多くなり、鳥栖の小菊監督も早い段階で5枚目の交代カードを切るなど、前目に圧力をかけて磐田ゴールに迫っていた。その流れで生まれた88分の鈴木大馳による同点ゴールは見事だったが、1-0で逃げ切るという磐田の第一ミッションが破られたことを意味した。安間監督が4枚目の選手交代に踏み切ったのは、鳥栖の同点弾から2分後だった。
背中を押されるように、右サイドに送り出された川﨑一輝がファーストプレーで、劇的な勝ち越しゴールの起点となる。勢い良く逆転を狙う鳥栖の攻撃をしのぐと、カバーに入っていた川﨑が迷いなくロングフィードを前線の中央に蹴り出す。
そのボールを渡邉がピンポイントのヘッドで前線に落とすと、ペイショットが走りながら受ける。前向きにボールをコントロールしたペイショットに左センターバックの小川大空が立ちはだかるが、ペイショットはそれを嘲笑うかのように、右スペースを走る味方に優しいラストパスを送った。
そこにいたのはセンターバックのグラッサだ。内向きにボールを迎えると、ファーを狙うような体勢から左足でニアに突き刺した。ディフェンスラインの中央を任されるグラッサが、まさしくリベロを印象付ける攻撃参加から、歓喜の勝ち越しゴールを決めた。
そのキーマンはマテウス・ペイショット。63分、190センチの大型ストライカーは、U-22日本代表のMF川合徳孟と一緒に送り出させると、前線の明確なターゲットマンとして起点を作り、鳥栖のディフェンスを脅かした。
67分に生まれた先制点は、井上潮音のCKからニアで渡邉りょうがすらし、松原后が押し込むという形だったが、井上のクロスに合わせたペイショットのヘッドがCK獲得とともに、待望のシーンの呼び水となっていた。
リードを奪ってからの磐田は5-3-2の守備を構える時間帯が多くなり、鳥栖の小菊監督も早い段階で5枚目の交代カードを切るなど、前目に圧力をかけて磐田ゴールに迫っていた。その流れで生まれた88分の鈴木大馳による同点ゴールは見事だったが、1-0で逃げ切るという磐田の第一ミッションが破られたことを意味した。安間監督が4枚目の選手交代に踏み切ったのは、鳥栖の同点弾から2分後だった。
背中を押されるように、右サイドに送り出された川﨑一輝がファーストプレーで、劇的な勝ち越しゴールの起点となる。勢い良く逆転を狙う鳥栖の攻撃をしのぐと、カバーに入っていた川﨑が迷いなくロングフィードを前線の中央に蹴り出す。
そのボールを渡邉がピンポイントのヘッドで前線に落とすと、ペイショットが走りながら受ける。前向きにボールをコントロールしたペイショットに左センターバックの小川大空が立ちはだかるが、ペイショットはそれを嘲笑うかのように、右スペースを走る味方に優しいラストパスを送った。
そこにいたのはセンターバックのグラッサだ。内向きにボールを迎えると、ファーを狙うような体勢から左足でニアに突き刺した。ディフェンスラインの中央を任されるグラッサが、まさしくリベロを印象付ける攻撃参加から、歓喜の勝ち越しゴールを決めた。