横浜FMに復帰後は守備陣を牽引。2ゴールもマーク
8月に1年半ぶりに横浜FMに復帰した角田。攻守に欠かせない存在だ。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)
普段は穏やかな笑顔を見せるが、ピッチに立てば闘志全開。試合前にエンブレムを握って気合を入れる姿は、もうお馴染みだ。角田涼太朗、26歳。今年8月にカーディフ・シティFC(イングランド)から1年半ぶりに横浜F・マリノスに復帰したCBは、それからの約4か月をこう振り返る。
「本当に毎日が充実しているなという感じです」
角田は筑波大蹴球部に在籍中の2021年7月に、横浜FMとプロ契約。22年シーズンにチームのリーグ優勝に貢献し、24年1月には目標だった海外移籍を実現した。
カーディフへの完全移籍と同時に期限付き移籍したコルトレイク(ベルギー)でも9試合に出場したが、ハムストリングの肉離れによる離脱を経験。また、24-25年シーズンはカーディフに復帰したなか、以前から痛めていた膝の手術に踏み切ったため、多くの時間をリハビリに費やした。25年1月には再びコルトレイクへ期限付きして12試合に出場したものの、角田の初めての海外挑戦は満足のいくものではなかった。
「自分は海外で1年近くリハビリをしていたので、大きな怪我がなくサッカーをやれるのは、当たり前じゃない。それに、復帰後はチームとして大事なものを懸けて戦っていた。そういう日々も含めた充実感です」
「本当に毎日が充実しているなという感じです」
角田は筑波大蹴球部に在籍中の2021年7月に、横浜FMとプロ契約。22年シーズンにチームのリーグ優勝に貢献し、24年1月には目標だった海外移籍を実現した。
カーディフへの完全移籍と同時に期限付き移籍したコルトレイク(ベルギー)でも9試合に出場したが、ハムストリングの肉離れによる離脱を経験。また、24-25年シーズンはカーディフに復帰したなか、以前から痛めていた膝の手術に踏み切ったため、多くの時間をリハビリに費やした。25年1月には再びコルトレイクへ期限付きして12試合に出場したものの、角田の初めての海外挑戦は満足のいくものではなかった。
「自分は海外で1年近くリハビリをしていたので、大きな怪我がなくサッカーをやれるのは、当たり前じゃない。それに、復帰後はチームとして大事なものを懸けて戦っていた。そういう日々も含めた充実感です」
一方で、今季の横浜FMはクラブ史上初の7連敗を経験。二度の監督交代に、最下位転落など、苦戦が続いていた。そうしたなかで小さくない驚きだったのが、角田の復帰だ。その決断の背景には、強い覚悟と決意があった。
「もちろん助けたいという気持ちが大きかったです。チームが残留争いをしていたので、絶対にJ1に残すことしか考えていなかった。でも、日本でやるならこのクラブでやりたいという思いも強かったです」
復帰初戦となった26節・清水戦に先発した角田は、持ち前のフィジカルと空中戦の強さに加え、海外の地で培った対人守備と読みの鋭さを発揮。その清水戦で負傷交代した影響もあり、以降の2試合を欠場したが、29節・川崎戦からはここまで全試合のピッチに立ち、守備陣のリーダーとして存在感を放っている。
また、攻撃面でも26節・清水戦と30節・福岡戦でネットを揺らし、32節・FC東京戦では、喜田拓也のダイビングヘッド弾をアシスト。本人は「大事なのは守備」と話すが、「今までに比べて余裕が出てきたと思います。自分のできる幅も少しずつ大きくなっている実感はあります」と成長を口にする。
「もちろん助けたいという気持ちが大きかったです。チームが残留争いをしていたので、絶対にJ1に残すことしか考えていなかった。でも、日本でやるならこのクラブでやりたいという思いも強かったです」
復帰初戦となった26節・清水戦に先発した角田は、持ち前のフィジカルと空中戦の強さに加え、海外の地で培った対人守備と読みの鋭さを発揮。その清水戦で負傷交代した影響もあり、以降の2試合を欠場したが、29節・川崎戦からはここまで全試合のピッチに立ち、守備陣のリーダーとして存在感を放っている。
また、攻撃面でも26節・清水戦と30節・福岡戦でネットを揺らし、32節・FC東京戦では、喜田拓也のダイビングヘッド弾をアシスト。本人は「大事なのは守備」と話すが、「今までに比べて余裕が出てきたと思います。自分のできる幅も少しずつ大きくなっている実感はあります」と成長を口にする。