「向こうに行って1番びっくりした」のは?
今年8月の東京V戦で自身初の古巣対戦を経験。「色々と込み上げてきて、それを噛み締めながらプレーした」という。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第58回は、京都サンガF.C.でプレーする山田楓喜だ。
【前編】vol.58 山田楓喜|A代表は目ざすべき場所だけど、CLで優勝したい想いの方が強い。これからもっと上に行く。もっと上の自分を見たい
前編では自身とチームの状態、日本代表について語ってもらった。後編でのメインテーマは海外挑戦である。2025年1月から半年間在籍したポルトガル1部ナシオナウで何を感じ、どう成長したのか。"島"での日々は刺激に満ちたものだったようだ。
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【前編】vol.58 山田楓喜|A代表は目ざすべき場所だけど、CLで優勝したい想いの方が強い。これからもっと上に行く。もっと上の自分を見たい
前編では自身とチームの状態、日本代表について語ってもらった。後編でのメインテーマは海外挑戦である。2025年1月から半年間在籍したポルトガル1部ナシオナウで何を感じ、どう成長したのか。"島"での日々は刺激に満ちたものだったようだ。
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ナシオナウは島にあるクラブなので、ポルトガルに行ったというより、なんて言うんやろな…1つの島に移住したみたいな。
島っていうのが1番しんどかったです。島から出るのにも飛行機を使わないといけないし、日本人も全然いない。あそこを半年経験したら、どこでも行けるなって感じます。もうポルトガルに行ったとは思ってないです。それぐらいの"島"でしたね。
驚いたことで言えば、正直、向こうの人は練習とかをあんまりちゃんとやらないんですよ。でも、試合になると一気に変わる。熱量などの部分が、人が変わったかのようになるので、それはすごいなと思いました。練習から100%でやって、日々成長していくのは日本人の良さでもあるんですけど、それとは別の気持ちというか。試合になると一気に人が変わるので、それは向こうに行って1番びっくりしましたね。
他には、スタジアムで練習をするんですけど、ロッカールームのトイレが、一生水が湧き出てて洪水状態になってるのに、誰も直さないで1日中ほったらかしとか。「いやいや、これ見て何で業者とか呼ばへんねん」って思ったりしました。
あとは食事ですかね。向こうに行って「日本食好きやな」って思いましたね。基本、自分で作ってました。使うのは向こうの肉や野菜ですけど、日本のレシピを見ながら真似てやっていたので、まだギリギリ大丈夫でした。チームの食堂とかで出る料理を食べると、めちゃくちゃまずいですね。多分、日本人には合わない料理が出てきました。
言語面は、監督もポルトガル語しか喋れなかったので、ポルトガル語で言ってることを、英語を喋れる人が僕に伝えてくれるみたいな感じでしたね。
挨拶とか、ちょろっと喋る程度のポルトガル語は覚えたんですけど、他は全く分からないので、英語で対応していました。別に僕は、英語を理解はできるけど、喋れるわけじゃないので、簡単な言葉を喋りながらって感じですね。あとは色んな日本語を教えたり(笑)。
例えば…練習後に僕がちょっとボールを蹴っていた時に、ポルトガル語で「早く帰れ」って言われたんですよ。それを日本語でそのままそっくり返して教えたりしていました。
島っていうのが1番しんどかったです。島から出るのにも飛行機を使わないといけないし、日本人も全然いない。あそこを半年経験したら、どこでも行けるなって感じます。もうポルトガルに行ったとは思ってないです。それぐらいの"島"でしたね。
驚いたことで言えば、正直、向こうの人は練習とかをあんまりちゃんとやらないんですよ。でも、試合になると一気に変わる。熱量などの部分が、人が変わったかのようになるので、それはすごいなと思いました。練習から100%でやって、日々成長していくのは日本人の良さでもあるんですけど、それとは別の気持ちというか。試合になると一気に人が変わるので、それは向こうに行って1番びっくりしましたね。
他には、スタジアムで練習をするんですけど、ロッカールームのトイレが、一生水が湧き出てて洪水状態になってるのに、誰も直さないで1日中ほったらかしとか。「いやいや、これ見て何で業者とか呼ばへんねん」って思ったりしました。
あとは食事ですかね。向こうに行って「日本食好きやな」って思いましたね。基本、自分で作ってました。使うのは向こうの肉や野菜ですけど、日本のレシピを見ながら真似てやっていたので、まだギリギリ大丈夫でした。チームの食堂とかで出る料理を食べると、めちゃくちゃまずいですね。多分、日本人には合わない料理が出てきました。
言語面は、監督もポルトガル語しか喋れなかったので、ポルトガル語で言ってることを、英語を喋れる人が僕に伝えてくれるみたいな感じでしたね。
挨拶とか、ちょろっと喋る程度のポルトガル語は覚えたんですけど、他は全く分からないので、英語で対応していました。別に僕は、英語を理解はできるけど、喋れるわけじゃないので、簡単な言葉を喋りながらって感じですね。あとは色んな日本語を教えたり(笑)。
例えば…練習後に僕がちょっとボールを蹴っていた時に、ポルトガル語で「早く帰れ」って言われたんですよ。それを日本語でそのままそっくり返して教えたりしていました。