味方を殴って退場の36歳エバートンMFが謝罪。モイーズ監督は「選手たちが言い争うのは結構好きだ」と発言。なぜ?

2025年11月25日 サッカーダイジェストWeb編集部

「まずマイケル・キーンに謝りたい」

怒りが収まらないゲイエ。(C)Getty Images

 現地11月24日に開催されたプレミアリーグ第12節で、エバートンがマンチェスター・ユナイテッドと敵地で対戦。13分にイドリサ・ゲイエが退場し、数的不利を強いられるも、29分にキアナン・デューズバリー=ホールが得点し、1-0で接戦を制した。

 ゲイエの退場は、まさかの味方同士のいざこざによるものだった。

 36歳のセネガル代表MFは、マイケル・キーンとピッチ上で口論を起こすと、キーンの顔を殴打。一発レッドを食らったのだが、ゲイエの怒りは収まらず、守護神のジョーダン・ピックフォードらが止めに入る事態となり、騒然となった。

 渦中のゲイエは試合後、インスタグラムのストーリーを通じて謝罪。次のようなメッセージを発信した。

「まずマイケル・キーンに謝りたい。自分のリアクションに関して全責任を負う。チームメイト、スタッフ、ファン、クラブにも謝罪する。今回の出来事は僕の本質や信条を反映したものではない。感情が高ぶる時もあるが、このような行為を正当化するものは何もない。決して繰り返さないと誓う」
 
 一方で、英公共放送『BBC』によれば、エバートンを率いるデイビッド・モイーズ監督は「実はね、選手たちが言い争うのを見るのは結構好きだ」と発言。こう考えを示した。

「彼らにはタフであってほしい。誰かが十分な働きをしていないのに、それを黙って受け入れるような真似は望まない。勝利を目ざすチームを築き、結果をもたらすような粘り強さとタフネスを求めるなら、そうした行動を取る選手たちが必要だ」

 62歳のスコットランド人指揮官はさらに、「彼は間違いを認めて立ち上がる度量がある。私はそれを受け入れた。皆で前に進もう」と伝えた。

 ゲイエがチームメイトの前で謝罪した際、拍手が起こったようだ。10人で難敵を撃破したエバートンは、既に前に進んでいる。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】エバートンMFが味方の顔面を殴打した決定的瞬間

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