森保ジャパンに0-3完敗。ボリビア指揮官は開始4分の失点を悔やむ「選手たちに若干迷いが生じてしまった」

2025年11月19日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「日本にとってプラス、ボリビアにとってダメージに」

ボリビア代表を率いるオスカル監督。開始4分の早すぎる失点に、悔しさを露わにした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ボリビア代表は11月18日、国際親善試合で日本代表と敵地で対戦し、0ー3で敗れた。

 立ち上がりの4分、日本に得点を許したボリビアは、インテンシティの高い相手の守備に手を焼き、なかなかボールを保持できない時間が続く。

 それでもボリビアは30分、日本のビルドアップのミスを突く。敵陣でボールを奪ったフェルナンド・ナバが、そのままゴールを狙うが、シュートは枠外に外れた。

 後半、日本の守備強度が落ち始めると、ボリビアはボールを繋いで攻撃を組み立てられるようになる。しかし、67分に3枚替えを行なった日本に再び押し込まれ、71分に2点目を献上してしまう。

 反撃に出たいボリビアは、76分にモイセス・ビジャロエルが強烈なミドルシュートを放つが、これは枠を捉えられない。78分に3点目を奪われた後も、ミゲル・テルセロスやディエゴ・メディナが遠目からゴールを狙うが、最後までネットを揺らすことはできなかった。
 
 試合後の会見で、オスカル・ビジェガス監督は「日本は非常に難しい相手であること、プレッシャーや強度が高いことは事前に分かっていた」と述べたうえで、次のように振り返った。

「試合の序盤は日本にペースを握られ、失点をしてしまったことで、ボリビアの選手たちに若干迷いが生じてしまった。それが日本にとってはプラスに、ボリビアにとってはダメージになった。

 後半にいくつかチャンスを作れた。それが結果に反映されていればもっと良かったが、ボリビアの一番良い時間帯に2点目を奪われ、そこで流れが変わってしまった」

 北中米ワールドカップの南米予選で7位に入ったボリビアは、来年3月の大陸間プレーオフで勝ち抜くことができれば、1994年アメリカ大会以来、8大会ぶりの本大会出場となる。その大一番に向けて指揮官は「これからも全力でワールドカップに向けて戦っていく」と強調した。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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