「レベルが違う」代表デビューの20歳FWが“エースとの違い”に本音。それでも末恐ろしさを感じたポテンシャル「綺世君に聞いたことを頭に入れながら…」

2025年11月17日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「無理にキープしようとせずに」

191センチの高さは後藤の武器のひとつだ。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 日本代表に初招集されたシント=トロイデンのFW後藤啓介は2-0で快勝した14日のガーナ戦で、上田綺世に代わって75分から途中出場。代表デビューを飾った。

 その20歳のストライカーは、日本代表合流直後の取材で、オランダの名門フェイエノールトで12試合13ゴールと活躍している上田のプレーをオランダまで見に行っていた事実を明かした。

 今度は、チームメイトとしてそのエースのプレーを間近で見て、何を感じたのか。16日の取材でこう述べている。

「フェイエの試合を見に行った時も、無理にキープしようとせずに、簡単にファウルをもらって、チームを押し上げることだったり、ワンタッチ、ツータッチで前向きの選手を使うのが本当にうまいと思いました。より近くで見て、背後への抜けるタイミングと迫力を感じましたし、フォワードとして起点になるプレーは、どのチームも大事だと思うので、そういうところがやはりレベルが違うなと思いました」
 
 その上田から、アドバイスも受けていたようだ。ガーナ戦のファーストプレーについて、「相手の前にしっかり入ることができて、先にボールに触って、マイボールにできた。前日に、綺世君にしっかり聞いたことを頭に入れながら、プレーしていたので。それが出たシーンかなと思います」と明かしている。

 また、代表の練習の強度にも慣れ、「最初は体感スピードの差はありましたけど、徐々に縮まってきていますし、それがガーナ戦で、うまく入れた理由なのかな」とも語っている。

 短期間の代表活動の中でも成長し、先輩FWから技術を盗み、しっかり自分のものにしているあたり、末恐ろしいポテンシャルの持ち主である。
 
取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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