「代表にはもっと競争が必要」
森保ジャパンの選手層が少しずつ厚みを増している。写真:梅月智史 (サッカーダイジェスト写真部)
[国際親善試合]日本 2-0 ガーナ/11月14日/豊田スタジアム
北中米ワールドカップ(W杯)まで約半年となった。DFを中心に怪我人、コンディション不良者が多いのが気掛かりだが、「それならば俺が」とばかりに、意気軒高な選手たちが台頭しているのは非常に心強い。
鈴木淳之介(コペンハーゲン)、谷口彰悟(シント=トロイデン)と共に3バックの一角に定着しつつある渡辺剛(フェイエノールト)は、ガーナに快勝した後、こう語った。
「本来ならばもっとディフェンスの選手がいて、競争がある。今は怪我でいないってところで、今までは確実にスタメンではなかった自分や淳之介、彰悟さんがチャンスを掴んでいる。自信を持ってできているのは、クラブでしっかりやってきたことがあるから。
今(日本代表に)来てないトミ(冨安健洋)や(伊藤)洋輝、マチ(町田浩樹)とかが見て刺激になるだろうし、(板倉)滉も言っていたけど、代表にはもっと競争が必要。自分たちの活躍が他の選手に刺激を与えて、そういう選手たちの活躍でまた自分が刺激を受ける流れが今の代表にはある」
刺激に満ちた競争が選手層を厚くし、チーム強化に繋がっていく。
そうした競争下において、近頃では特に鈴木淳の躍進が目覚ましい。当時湘南ベルマーレに在籍していた今年6月に日本代表に初選出され、初先発で初キャップを刻むと、直後に欧州最高峰のチャンピオンズリーグも戦う、デンマーク王者にステップアップを果たした。
北中米ワールドカップ(W杯)まで約半年となった。DFを中心に怪我人、コンディション不良者が多いのが気掛かりだが、「それならば俺が」とばかりに、意気軒高な選手たちが台頭しているのは非常に心強い。
鈴木淳之介(コペンハーゲン)、谷口彰悟(シント=トロイデン)と共に3バックの一角に定着しつつある渡辺剛(フェイエノールト)は、ガーナに快勝した後、こう語った。
「本来ならばもっとディフェンスの選手がいて、競争がある。今は怪我でいないってところで、今までは確実にスタメンではなかった自分や淳之介、彰悟さんがチャンスを掴んでいる。自信を持ってできているのは、クラブでしっかりやってきたことがあるから。
今(日本代表に)来てないトミ(冨安健洋)や(伊藤)洋輝、マチ(町田浩樹)とかが見て刺激になるだろうし、(板倉)滉も言っていたけど、代表にはもっと競争が必要。自分たちの活躍が他の選手に刺激を与えて、そういう選手たちの活躍でまた自分が刺激を受ける流れが今の代表にはある」
刺激に満ちた競争が選手層を厚くし、チーム強化に繋がっていく。
そうした競争下において、近頃では特に鈴木淳の躍進が目覚ましい。当時湘南ベルマーレに在籍していた今年6月に日本代表に初選出され、初先発で初キャップを刻むと、直後に欧州最高峰のチャンピオンズリーグも戦う、デンマーク王者にステップアップを果たした。
先月の2連戦から森保ジャパンの直近3試合連続でフル出場中。歴史的なブラジル撃破にも貢献した。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いである。日本サッカー協会の会長で、日本代表DFの先輩、宮本恒靖氏から見ても圧巻だ。
「落ち着き、対人、ボールの運び方、(味方にボールを)つけるところ、色んな意味でどんどんレベルアップしている。もちろん、チャンピオンズリーグでプレーしてるような選手なので、スタンダードはそこにもあると思う。ディフェンスの選手だけじゃなく、みんなが競争しているのは大きい」
そしてもう1人、佐野海舟(マインツ)も特筆すべきハイパフォーマンスを続けている。ブンデスリーガ屈指のボランチとして、日本代表でも次々に五分五分のボールをマイボールに。ガーナ戦では絶妙なアシストで得点にも絡み、同じポジションのキャプテン遠藤航(リバプール)らを脅かす存在となった。
宮本会長は「試合ごとに(存在感が)高まっている」と佐野に賛辞を寄せた。
「彼のボールを奪う動きを見てると、どんどん先回りしてる。奪ってからもやっぱり、ブンデスリーガの試合を見ててもそうだけど、奪って、つけて、出ていくところの意識が本当に高い。それが点に繋がったのはチームとしても大きい」
北中米W杯までの半年で、ニュースターがさらに出てきてほしい。主力級で2チーム分作れればベストだ。世界トップレベルの競争が、究極の目標「W杯制覇」をより現実的なものにする。
取材・文●有園僚真(サッカーダイジェストWeb編集部)
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宮本会長は「試合ごとに(存在感が)高まっている」と佐野に賛辞を寄せた。
「彼のボールを奪う動きを見てると、どんどん先回りしてる。奪ってからもやっぱり、ブンデスリーガの試合を見ててもそうだけど、奪って、つけて、出ていくところの意識が本当に高い。それが点に繋がったのはチームとしても大きい」
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