「簡単に見えますけど…」日本代表10番が語る“ガーナ戦勝利の意義”「今日みたいな試合はちょっと緩んでしまう」【森保ジャパン】

2025年11月15日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

「1-0でもいいと」

ガーナ戦での勝利に貢献した堂安。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 9月のアメリカ遠征(メキシコにスコアレスドロー、アメリカに0−2)は1勝1分に終わり、続く10月のパラグアイ戦は二度のリードを許しながら土壇場で追いついてドロー。ワールドカップのアジア最終予選で圧倒的な強さを見せていた日本はどこにいったのかと、そんな声も一時期は聞かれた。

 しかし、10月14日のブラジル戦で3−2と劇的な逆転勝利を飾ると、11月14日にはアフリカの強豪ガーナを2−0と下す。悪い流れに飲み込まれかけた日本がブラジル戦の白星をきっかけに浮上の兆しを見せている。このポジティブな現状を、ガーナ戦で2点目を決めた"10番"堂安律は次のように説明した。

「ブラジルとやる時は意識しなくても勝手にモチベーションが上がるけど、今日みたいな試合はちょっと緩んでしまう。特に代表活動の1試合目はコンディションもそこまで整っていないこともあって。そのあたりをチームメイトと話し合って、流れを止めないようにしようと。勝利を手にするために泥臭く戦おうと話していました」

 
 一見するとガーナ戦は危なげない完勝だったが、堂安の感覚は少し違う。

「簡単に見えますけど、1−0でもいいとチーム内で何回も言っていて。良い共有ができて良かったです」

 粘り強い戦いで勝ち癖をつける。チームに自信を植え付ける意味で非常に重要であり、その点でガーナ戦の勝利は価値あるものだった。

取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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