［国際親善試合］日本 ２－０ ガーナ／11月14日／豊田スタジアム

　日本代表は11月14日に豊田スタジアムでガーナ代表と国際親善試合を戦い、南野拓実と堂安律のゴールで２－０と快勝を収めた。

　この試合で２シャドーの一角に入り、２得点の起点となった久保建英がその動きを称えたのが、ボランチで先発し、デュエルで無双した佐野海舟だった。

　16分の先制ゴールの場面、24歳のMFはボールを奪取した後、久保のパスを受けて推進力のあるドリブルで前進。タイミングを見計らって南野にラストパスを送り、先制点をアシストしてみせた。
 

　ゴール直後、佐野に駆け寄ってお膳立てを称えていた久保に、そのシーンについて尋ねると、こう話してくれた。

「佐野選手ならああやってボールを運んでくれると思って、一瞬溜めて出してるんで。あそこでファーストタッチで前に運んでくれるというのは佐野選手の武器だと思いますし、僕のこうして欲しいなというプレーをそのままやってくれたんで」

　技巧派レフティは「パスのところもね。上田選手のデコイの動きで南野選手がフリーになった瞬間にあそこにつけられるのは、一流なんじゃないかなと思いました」と賛辞を続けた。

　チームメイトの特徴を生かすパスを出した久保も見事だったが、それに答えた佐野もまた秀逸だった。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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