「攻守の展開が上手いことは分かっていた」0-2完敗にガーナ指揮官が悔しさ露わ。試合を通じて印象に残った日本選手にも言及「前半は本当に翻弄されてしまった」

2025年11月14日 金子 徹(サッカーダイジェスト編集部)

「ボールポゼッションは同じくらいだったが…」

日本に0-2で敗れたガーナ。アッド監督は試合後の会見で、悔しさを口にした。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ガーナ代表は11月14日、国際親善試合で日本代表と敵地で対戦した。

 立ち上がりから日本にボールを握られたガーナは、16分に先制されると、その後も決定機を作れず、前半を終える。

 後半も流れを変えられないガーナは、60分にも失点。その4分後にカマルディーン・スレマナがゴール正面からシュートを放つが、それ以外はほぼチャンスを作れず、0-2で敗れた。
 
 試合後、ガーナのオットー・アッド監督は日本に対して「非常に良いチームで、当然の勝利」と賛辞を贈ったうえで、次のように振り返った。

「攻守の展開が上手いことは分かっていたので、だからこそボールを取られてはいけないと思っていた。だが、センターポジションでボールを奪われてしまうと、一気に日本が駆け上がってきて、ストライカーが決めてしまう状況になってしまった。試合全体としてボールポゼッションは同じくらいだったと思うが、シュート数で日本に負けてしまった。その結果として、日本に勝利をもぎ取られてしまった」

 また、日本との試合を終えて、改めて印象に残った選手について記者から訊かれると、ガーナ指揮官は次のように語った。

「ディフェンダーの谷口(彰悟)が素晴らしかったです。あとは堂安(律)と久保(建英)。この2人は分かっていたが、彼らは中盤に入ってオーバーロードをするのに優れているので、我々の選手がついていけなかった。プレスでもっと距離を縮めていきたかったが、なかなかできなかった。しかも彼らはスイッチをするので、それにもついていけず、1対1でも負けてしまうことがあった。後半に関しては少し対応できたと思うが、前半は本当に翻弄されてしまった」

 北中米ワールドカップの本大会出場を決めているガーナ。少なくない学びを得た日本戦は、良いテストマッチになったようだ。

取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)

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