南野があの場面でフリーだったのは…
ガーナ戦でもポストプレーが光った上田。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)
ブラジル戦で決勝ゴールを決めた上田綺世は今、森保ジャパンでもっとも頼れるストライカーだ。そんな彼が2025年11月14日に開催されたガーナ戦でどんなパフォーマンスを見せてくれるか、そこに単純な興味があった。
3−4−2−1システムのCFを担った上田は前半10分までなかなかボールに絡めなかったものの、きめ細やかなポジショニング修正でチャンスを窺っていた。この繊細な動きこそ彼の武器のひとつである。
16分の先制弾も、上田が気の利いた動きでガーナのDFを引っ張ったからこそ、南野拓実はフリーで決めることができた。エリア内でボールコントロールをミスした20分のプレーは褒められないが、28分には秀逸なフリーランニングから堂安律にフリースペースを与えるなど地味ながら貢献は高い。それが前半の上田の印象だった。
3−4−2−1システムのCFを担った上田は前半10分までなかなかボールに絡めなかったものの、きめ細やかなポジショニング修正でチャンスを窺っていた。この繊細な動きこそ彼の武器のひとつである。
16分の先制弾も、上田が気の利いた動きでガーナのDFを引っ張ったからこそ、南野拓実はフリーで決めることができた。エリア内でボールコントロールをミスした20分のプレーは褒められないが、28分には秀逸なフリーランニングから堂安律にフリースペースを与えるなど地味ながら貢献は高い。それが前半の上田の印象だった。
ボールが来ないと始まらないポジションと言えるCFで、ボールが来なくても効果的な仕事ができる。それが上田だ。
後半に入ると、49分にシュートを放ち、51分には抜群のポストプレーで田中碧にチャンスを提供とボールに触れる回数も増えた。そして58分には最高級のプレーを見せる。後方からのパスを相手に背を向けたままトラップせず、反転してボールにタッチしたのだ。これは、矢印がゴールへと向かっている秀逸なプレーだった。
この"ゴールへと矢印が向く意識"。上田からは常にそれが感じられる。
惜しむらくは72分のシュートが枠を捉えなかった点だろうか。それでも日本の勝利(2−0)に上田が貢献した事実は揺るがない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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惜しむらくは72分のシュートが枠を捉えなかった点だろうか。それでも日本の勝利(2−0)に上田が貢献した事実は揺るがない。
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