「誰よりも一番悔しい思いをしているはず」4季にわたり甲府で指導。大塚真司監督の退任に惜別の声「いつか戻ってきてほしい」

2025年11月14日 サッカーダイジェストWeb編集部

「限られた戦力で頑張ったと思う」

甲府が大塚監督の今季限りでの退任を発表した。写真:鈴木颯太朗

 J2のヴァンフォーレ甲府は11月14日、大塚真司監督が2025シーズンをもって退任することを発表した。

 大塚監督は現役引退後、2009年から大宮アルディージャのU-12のコーチとして指導者のキャリアをスタート。その後は21年まで同クラブのユース監督やトップチームのコーチなどを歴任。22年から甲府のトップチームのコーチを務め、24年7月に指揮官に就任した。

 24年に14位でシーズンを終えた甲府は、大塚体制2年目の今季は「ソコヂカラ」をクラブスローガンに掲げ、8シーズンぶりのJ1復帰に向けて戦ってきた。だが、昇格レースに絡むことはできず、36節終了時で順位は13位。中位に甘んじたままシーズンの最終盤を迎えている。
 
 クラブの公式Xでも大塚監督の退任が伝えられると、SNS上では以下のような声があがった。

「編成が苦しい中で闘ってくださった大塚監督に感謝」
「苦しいなかでしたが、ありがとうございました」
「結果に繋がらず、誰よりも一番悔しい思いをしているはず」
「残留できたのは本当に感謝」
「コーチ時代から長く甲府に関わって頂きありがとうございました」
「残り2試合、なんとしても勝ちましょう」
「魔境J2チームの指揮を執ることは難しい...」
「いつか戻ってきてほしい」
「限られた戦力で頑張ったと思う」

 49歳の指揮官は、クラブの公式サイトを通じて「まずは、クラブ創設60周年という節目のシーズンに監督としてチームを指揮させていただけた事に感謝しております」と伝え、「しかしながら、リーグ36試合を終了した現在、皆さまの期待に沿えない結果となり、大きな責任を感じております」と続ける。

 ただ、今季はまだ終わっていない。「今シーズンをもってチームを去ることになりましたが、残りの2試合を選手やスタッフと共に全力で戦い、小瀬でのホーム最終戦で勝利し、何としても皆さまと喜びを共有したいです」と意気込み、「引き続き、この先のヴァンフォーレ甲府への温かいサポートと熱い応援を心よりお願い申し上げます」とファン・サポーターに呼びかけた。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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