「チームを勝たせていかないといけない」
ELではまだ不発の上田。(C)Getty Images
日本代表のFW上田綺世とDF渡辺剛が所属するフェイエノールトはヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第4節でシュツットガルトとアウェーで対戦。拮抗した試合展開が続いていたが、後半に連続で失点し、0-2で敗れている
先発フル出場した上田はシュートを2本しか打てず。動きが悪いわけではなく、チャンスにいいタイミングでゴール前のフリースペースに抜け出すシーンが数多くあったが、味方からパスが出てこない。
もちろん味方がパスを出さないようにしているわけではない。上田の得点力はすでに認められている。ただボールを持った選手が「良かれ」と思い、相手をさらに一人かわしたり、自力でシュートまで持ち込もうとしがちで、そこで詰まってから中を見ようとするから、上田の素晴らしい動き出しがどうしても見逃されてしまう。
試合後、上田はその点について、頷いてこう話してくれた。
「そこは僕も課題だと思っています。サイドでの1対1の局面とか、サイドの高い位置でボールをいい状況で、というのは作れている。そこからいいクロスを上げるところまでできたら、もっとチャンスメイクできると思います」
62分には、右サイドからようやく送られたクロスに打点の高いヘディングシュートでゴールを脅かしたが、惜しくも枠の外。空中戦にも強い上田がいるのだから、もう少しシンプルに攻撃を構築できたら、いい形でゴールを奪うことができたのではないかと思われる。
先発フル出場した上田はシュートを2本しか打てず。動きが悪いわけではなく、チャンスにいいタイミングでゴール前のフリースペースに抜け出すシーンが数多くあったが、味方からパスが出てこない。
もちろん味方がパスを出さないようにしているわけではない。上田の得点力はすでに認められている。ただボールを持った選手が「良かれ」と思い、相手をさらに一人かわしたり、自力でシュートまで持ち込もうとしがちで、そこで詰まってから中を見ようとするから、上田の素晴らしい動き出しがどうしても見逃されてしまう。
試合後、上田はその点について、頷いてこう話してくれた。
「そこは僕も課題だと思っています。サイドでの1対1の局面とか、サイドの高い位置でボールをいい状況で、というのは作れている。そこからいいクロスを上げるところまでできたら、もっとチャンスメイクできると思います」
62分には、右サイドからようやく送られたクロスに打点の高いヘディングシュートでゴールを脅かしたが、惜しくも枠の外。空中戦にも強い上田がいるのだから、もう少しシンプルに攻撃を構築できたら、いい形でゴールを奪うことができたのではないかと思われる。
相手が中を警戒し出して下がったら、その時にドリブルで変化をもたらしたりと、チームとしてのオフェンシブハーモニーが深まってきたら、フェイエノールトの攻撃力は間違いなくもっとアップするだろう。
「こういう試合が少し続いているので、自分がもっとチャンス作り出すのと、しっかりと結果を残して、チームを勝たせていかないといけない」
上田は主軸としてプレーする責任感とともにそう話した。最後までピッチに残っているのは、監督からの信頼の何よりの証。2点を追う終盤には長い距離を走って、相手からボールを奪うために戦う姿もあった。
オランダリーグとELはまた違う戦いだ。普段とは違うスタイルのチームと対戦する。味方との呼吸、相手との駆け引き、自分の出し方。いろいろな要素が関わってくる。
国内リーグでは12試合で13ゴールを挙げ、得点ランキングのトップを独走しているが、ELではまだ無得点だ。
試合を重ねるごとに、新しい発見があるだろう。得点への引き出しを増やすうえでも、かけがえのない経験となっているはずだ。
取材・文●中野吉之伴
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「こういう試合が少し続いているので、自分がもっとチャンス作り出すのと、しっかりと結果を残して、チームを勝たせていかないといけない」
上田は主軸としてプレーする責任感とともにそう話した。最後までピッチに残っているのは、監督からの信頼の何よりの証。2点を追う終盤には長い距離を走って、相手からボールを奪うために戦う姿もあった。
オランダリーグとELはまた違う戦いだ。普段とは違うスタイルのチームと対戦する。味方との呼吸、相手との駆け引き、自分の出し方。いろいろな要素が関わってくる。
国内リーグでは12試合で13ゴールを挙げ、得点ランキングのトップを独走しているが、ELではまだ無得点だ。
試合を重ねるごとに、新しい発見があるだろう。得点への引き出しを増やすうえでも、かけがえのない経験となっているはずだ。
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