北中米W杯でトランプ大統領が再び“参戦”したらどうする? チェルシー主将がプランを明かす

2025年11月12日 サッカーダイジェストWeb編集部

「ハリーに任せるよ!」

壇上に居座って話題をかっさらったトランプ大統領。(C)Getty Images

 来夏の北中米ワールドカップ(W杯)で、あの光景が繰り返されるのだろうか。

 今年7月にアメリカで行なわれたクラブW杯は、チェルシーの優勝で幕を閉じた。大きな話題となったのは、表彰式での出来事だ。

 開催国の来賓としてトロフィープレゼンターを担当したドナルド・トランプ大統領がなんと、中央のベストポジションに近い立ち位置でトロフィーリフトに参加。チェルシーの選手たちを大いに困惑させたのだった。
 
 トランプ大統領の近くにいたマルク・ククレジャは後日、「『原則として、ドナルド・トランプがトロフィーを授与するために僕らのもとに来て、去るまでトロフィーを掲げてはいけない』と伝えられていたんだ。だからみんな、彼が去るのを待っていたんだけど、その男は去ろうとしなかった。さらに、僕らが彼を見たら、彼は『掲げろ、私はここにいる』などと言ったんだ。彼に何か言えると思う?とんでもなく怖かったよ」と振り返った。

 北中米W杯の決勝は、クラブW杯の決勝と同様にニュージャージー州のメットライフ・スタジアムで開催され、トランプ大統領が出席する可能性が高い。

 御年79歳の国家元首が、再び"参戦"した場合は、どうするのか。英紙『Mirror』によれば、チェルシーの主将リース・ジェームズは、イングランド代表で同じ状況になった場合は、代表の主将ハリー・ケインに任せるつもりだと笑顔で語った。

「いやいや、対策なんてない。それはハリーに任せるよ!」
 
 もっとも、表彰台に上るためには優勝しなければならない。ジェームズは悲願成就への熱い想いも伝えた。

「自分の国を背負って世界チャンピオンになるのは、全ての少年少女が抱く夢であり、僕の夢でもある。フットボールを始めた時から、イングランド代表に選ばれた時から、ずっと夢見てきた。僕たちはその夢に近付けると思う。クラブと代表は少し異なる。1年離れているし、メンバーも全く違うけど、ベストを尽くすよ」

 ロンドン生まれで、下部組織からチェルシーでプレーする25歳は、2年連続で世界王者になれるか。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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