ミランのモンテッラ監督が移籍市場について言及。アシスト記録の本田に関しては…

2016年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

「今日はいくつかの実験をした」

フライブルク戦では先制点をアシストした本田。ただ、モンテッラ監督はプレーにも去就にも触れなかった。写真:Alberto LINGRIA

 フライブルクと戦った8月14日のプレシーズンマッチ最終戦で、2-0の勝利を収めたミラン。試合後、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督がチームのパフォーマンスや移籍市場に関して口を開いた。
 
「勝利できたことはもちろん嬉しい。フライブルクはよく組織化されたチームだったしね。自分たちの長所と改善点を確認することができた。フィールドで良いバランスを保てていたと思う」
 
 指揮官はこの日、本来は左SBのルカ・アントネッリをCB、CFのルイス・アドリアーノを左ウイングで起用。後者は39分に本田圭佑のパスから先制点を奪うと、44分には敵のミスを突いて独走ゴールを決める活躍を見せた。
 
「今日はいくつかの実験をした。アントネッリはセンターバックをこなせる能力を持っていると分かっていたし、だから試したんだ。ルイス・アドリアーノはここ数日のトレーニングでとても良い動きを見せていた。本職はもちろんストライカーだが、バッカと一緒に起用する時にサイドでやれるか見たかった。決定力の高さを示してくれたね」
 
 そのカルロス・バッカとマッティア・デ・シリオには今夏退団の噂も出ているが、それに関してモンテッラは次にように語った。
 
「我々はいま、チームを向上させるために全力で動いている。バッカとデ・シリオ? 私は彼らのような強い選手が好きだよ」
 
 また、途中出場でミラン・デビューを飾った新戦力グスタボ・ゴメス(ラヌースから獲得)、そして獲得が噂されるMFロドリゴ・ベタンクール(ボカ)については次のようにコメントした。
 
「グスタボ・ゴメスは我々がとても期待している選手だ。でも、最初の印象は間違っていることも多いから、これ以上は言わないでおくよ(笑)。ベタンクールに関しては、私は以前から追い掛けてきた。97年生まれで、素晴らしいクオリティーを持っている。ただ、私は会長ではなく監督だ。メルカートについてこれ以上は言いたくない」
 
 一部のイタリア・メディアは右ウイングで定位置を争っているスソと本田のいずれかが売却されると報じているが、この日のモンテッラ監督は両者に関して一切言及しなかった。
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