屈強なアタッカー陣を封じる
ポルトガル戦で3バックの一角に入り、存在感を示したメンディー。写真:佐藤博之
[U-17W杯]日本2-1ポルトガル/11月9日/Aspire Zone – Pitch5
カタールで現地11月9日に行なわれたU-17ワールドカップのグループステージ第3戦。U-17日本代表はU-17ポルトガル代表を2−1で下し、グループ首位でノックアウトステージ進出を決めた。
相手は優勝候補の一角と目されるポルトガル。洗練された戦術を持つ欧州王者は、個々の力でも頭ひとつ抜けている。特に攻撃陣のフィジカル、テクニックは一級品で、10番のMFマテウス・ミデ(ポルト)や左ウイングのステヴァン・マヌエル(ベンフィカ)らが繰り出す仕掛けは簡単に止められない。
実際にヒヤリとするシーンは何度もあった。前半を2−0とリードして終えたものの、後半開始から猛攻を仕掛けられ、自陣で耐える時間が続く。そうした劣勢のなかで異彩を放ったのが、CBメンディーサイモン友(流経大柏/2年)だ。
セネガルとギニアにルーツがある父を持つ186センチのDFは、3バックの左でプレー。スピード勝負にも競り負けず、うまく身体をぶつけながら屈強なアタッカー陣を封じた。
相手の10番が1.5列目のポジションで流動的に動き、捕まえにくいところもあったが、周囲と連係しながら巧みに対応。メンディーは「自分たちは3バックなので、やっぱりスライドを意識しないといけない。でも、10番が1.5列目の位置でずっとウロウロしていて、コーチングしながらみんなで対応していたけど、見きれない時があった。本当にそこは難しかった。ただ、自分たちで声をかけながら修正できたので良かったです」と、胸を張った。
カタールで現地11月9日に行なわれたU-17ワールドカップのグループステージ第3戦。U-17日本代表はU-17ポルトガル代表を2−1で下し、グループ首位でノックアウトステージ進出を決めた。
相手は優勝候補の一角と目されるポルトガル。洗練された戦術を持つ欧州王者は、個々の力でも頭ひとつ抜けている。特に攻撃陣のフィジカル、テクニックは一級品で、10番のMFマテウス・ミデ(ポルト)や左ウイングのステヴァン・マヌエル(ベンフィカ)らが繰り出す仕掛けは簡単に止められない。
実際にヒヤリとするシーンは何度もあった。前半を2−0とリードして終えたものの、後半開始から猛攻を仕掛けられ、自陣で耐える時間が続く。そうした劣勢のなかで異彩を放ったのが、CBメンディーサイモン友(流経大柏/2年)だ。
セネガルとギニアにルーツがある父を持つ186センチのDFは、3バックの左でプレー。スピード勝負にも競り負けず、うまく身体をぶつけながら屈強なアタッカー陣を封じた。
相手の10番が1.5列目のポジションで流動的に動き、捕まえにくいところもあったが、周囲と連係しながら巧みに対応。メンディーは「自分たちは3バックなので、やっぱりスライドを意識しないといけない。でも、10番が1.5列目の位置でずっとウロウロしていて、コーチングしながらみんなで対応していたけど、見きれない時があった。本当にそこは難しかった。ただ、自分たちで声をかけながら修正できたので良かったです」と、胸を張った。
そして、何よりこの試合における最大の難所が、71分からの時間帯だ。なんとか2点リードを維持していたなかで、71分にFVS(リクエスト方式のビデオ判定)の介入でMF長南開史(柏/1年)が一発退場に。残された20分ほどを10人で戦うことを余儀なくされた。
メンディーは3−4−2−1から4−4−1の布陣変更により、左CBから右SBに配置転換。ここでも集中力を切らさず、粘り強い守備で相手に仕事をさせない。80分に1失点こそしたが、もっとも苦しい終盤でも足を止めずに高さと速さで対抗。1人少ない状況下でチームを盛り上げる声でも存在感を示した。
88分にDF竹野楓太(神村学園/2年)が投入され、システムを3−5−1に変更。再び3バックの左に入り、最後まで奮戦を続けた。
最小失点に抑え、日本の勝利に貢献したメンディーには、ポルトガル戦でなんとしても結果を残したい理由が2つあった。
1つ目がニューカレドニアとの第2戦(0−0)で初先発した際は、決定機を決め切れなかったからだ。試合後は元サッカー選手だった父から「いつもヘディング練習してんだろ!」と叱責され、見返したいという気持ちを持っていた。
2つ目がポルトガル戦当日に、高校サッカー選手権予選の準決勝が行なわれていたからだ。朝4時に起床し、ライバル・市立船橋を延長戦の末に下した、流経大柏の試合をリアルタイムで観戦。4−3で勝利したチームメイトから勇気をもらい、モチベーションを高めていた。
そうした仲間や家族の支えもあって、最高のパフォーマンスを見せたメンディーだが、戦いはまだ始まったばかり。世界一という目標に向かって走る有望株は、さらなる飛躍を目ざしてノックアウトステージの舞台に足を踏み入れる。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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88分にDF竹野楓太(神村学園/2年)が投入され、システムを3−5−1に変更。再び3バックの左に入り、最後まで奮戦を続けた。
最小失点に抑え、日本の勝利に貢献したメンディーには、ポルトガル戦でなんとしても結果を残したい理由が2つあった。
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2つ目がポルトガル戦当日に、高校サッカー選手権予選の準決勝が行なわれていたからだ。朝4時に起床し、ライバル・市立船橋を延長戦の末に下した、流経大柏の試合をリアルタイムで観戦。4−3で勝利したチームメイトから勇気をもらい、モチベーションを高めていた。
そうした仲間や家族の支えもあって、最高のパフォーマンスを見せたメンディーだが、戦いはまだ始まったばかり。世界一という目標に向かって走る有望株は、さらなる飛躍を目ざしてノックアウトステージの舞台に足を踏み入れる。
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