バルサが2発でセビージャを下す。フル出場の清武は攻守でアピールに成功

2016年08月15日 サッカーダイジェストWeb編集部

前半のセビージャは内容で回ったが…。

UEFAスーパーカップに続いて先発した清武(左)。終盤はやや試合から消えたが、全体で見れば及第点は与えられるパフォーマンスだった。(C)Getty Images

 現地時間8月14日、セビージャのラモン・サンチェス・ビスファンでスペイン・スーパーカップ(ファーストレグ)のセビージャ対バルセロナ戦が開催された。
 
 6分、バルサのスアレスがDFと上手く入れ替わって右足でフィニッシュ。しかし、その後はセビージャが試合のペースを握る。前線からの素早いハイプレスでボールを奪い、何度も鋭いショートカウンターを繰り出した。
 
 右インサイドハーフに入った清武は、守備では精力的なプレスとパスカット、攻撃では正確な繋ぎを見せて、序盤からしっかり貢献した。
 
 一方のバルサは、27分にマテュー、36分にイニエスタが負傷交代するアクシデントが発生。ポゼッションが機能せず、ほとんど良い形を作れぬまま、前半をスコアレスで終えた。
 
 しかし、バルサは後半に入ると落ち着きを取り戻し、54分には先制に成功する。D・スアレスがペナルティーエリアに斜めの浮き球を入れると、アルダが胸で落とし、後方から走りこんだスアレスが右足で蹴り込んだ。
 
 ビハインドを負ったセビージャのサンパオリ監督は、55分にサラビア、61分にベン・イェデル、そして69分にガンソと次々と攻撃的なカードを切る。しかし、コンビネーションが悪く、なかなか良い形でフィニッシュに持ち込めない。
 
 逆にバルサは81分、カウンターから追加点を奪取。メッシのスルーパスに反応した途中出場のムニルが、左足アウトサイドで冷静に流し込んだ。
 
 セビージャはその後も決定機を作れず、試合はこのままバルサが2-0で勝利。フル出場した清武は、攻撃の最終局面に絡む機会こそ少なかったが、パスワークで組み立てから崩しに変化を付け、さらに守備でも奮闘。スタメン定着に向けてアピールに成功した印象だ。
 
 なお、セカンドレグは現地時間8月18日にカンプ・ノウで開催される。
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