「決め切る力をもっと身につけたい」
U-17日本代表の浅田がポルトガル戦での活躍を誓った。写真:松尾祐希
U-17日本代表は現在、U-17ワールドカップのグループステージで1勝1分の勝点4で2位。9日に行なわれる次節のポルトガル戦は、引き分け以上で2位以内が確定し、敗れたとしてもニューカレドニアがモロッコに大量点で勝利をしない限りは2位を死守できる。
優位な情勢で迎えるU-17W杯のグループステージ3戦目。その相手、欧州王者のポルトガルは今大会の優勝候補筆頭で、日本が2−0で勝利したモロッコに第2戦で6−0で完勝している。
9月のフランス遠征でポルトガルと戦った際は1−0で勝利しているが、W杯本番の舞台ではまた違う力を見せてくるはず。強烈な個性を持った相手に対し、日本はどのように戦うのか。ノックアウトステージを見据えたうえでも、真の強豪国との戦いはポイントとなる。
試合前日となった8日のトレーニングには全21選手が参加。1時間ほどのメニューを消化したなかで、次戦に向けて燃えているのが攻撃陣だ。
ニューカレドニアとの第2戦ではシュート35本を放ちながら、まさかのスコアレスドロー。FW吉田湊海(鹿島ユース/2年)やFWマギージェラニー蓮(琉球U-18/2年)らが決定機を決め切れず、悔しさを滲ませたのは記憶に新しい。
後半開始から出場したFW浅田大翔(横浜FM/3年)もそのひとりだ。持ち前の推進力や当たり負けしない強さを武器に、果敢にゴールを狙い続けた。
後半アディショナルタイムには、CBメンディー・サイモン友(流経大柏/2年)の折り返しに反応。狭いスペースに潜り込み、身体をねじりながら右足でネットを揺らした。しかし、FVS(リクエスト方式のビデオ判定)によってメンディーのファウルが認められ、得点は取り消しに。「決め切る力をもっと身につけたい」と悔しさを滲ませていた。
優位な情勢で迎えるU-17W杯のグループステージ3戦目。その相手、欧州王者のポルトガルは今大会の優勝候補筆頭で、日本が2−0で勝利したモロッコに第2戦で6−0で完勝している。
9月のフランス遠征でポルトガルと戦った際は1−0で勝利しているが、W杯本番の舞台ではまた違う力を見せてくるはず。強烈な個性を持った相手に対し、日本はどのように戦うのか。ノックアウトステージを見据えたうえでも、真の強豪国との戦いはポイントとなる。
試合前日となった8日のトレーニングには全21選手が参加。1時間ほどのメニューを消化したなかで、次戦に向けて燃えているのが攻撃陣だ。
ニューカレドニアとの第2戦ではシュート35本を放ちながら、まさかのスコアレスドロー。FW吉田湊海(鹿島ユース/2年)やFWマギージェラニー蓮(琉球U-18/2年)らが決定機を決め切れず、悔しさを滲ませたのは記憶に新しい。
後半開始から出場したFW浅田大翔(横浜FM/3年)もそのひとりだ。持ち前の推進力や当たり負けしない強さを武器に、果敢にゴールを狙い続けた。
後半アディショナルタイムには、CBメンディー・サイモン友(流経大柏/2年)の折り返しに反応。狭いスペースに潜り込み、身体をねじりながら右足でネットを揺らした。しかし、FVS(リクエスト方式のビデオ判定)によってメンディーのファウルが認められ、得点は取り消しに。「決め切る力をもっと身につけたい」と悔しさを滲ませていた。
廣山ジャパンではチーム立ち上げ当初から主力として活躍。1トップやシャドーのポジションで主力を担い、得点源として大事な場面でゴールを重ねてきた。16歳9が月21日でトップチームデビューを飾った横浜FMでも、高校卒業を待たずに今季からプロ契約を締結。FWアンデルソン・ロペス(ライオン・シティ)のプレーから学び、フィジカル面を強化。プレーの幅も以前と比べ、大幅に広がっている。
今大会も先発したモロッコとの初戦(2−0)でMF瀬口大翔(神戸U-18/3年)のゴールをお膳立て。右サイドから鮮やかにグラウンダーのラストパスを通すなど、アフリカ王者に対しても手応えを得る内容だった。
浅田は「ポルトガルはレベルが高い相手で個々の強さも含め、すごい能力の選手ばっかり」と警戒しつつも、「攻撃のところで崩せるチャンスはある。うまく関わりながら、最後は足を振って決め切りたい」と言う。その言葉からも、並々ならぬゴールへの欲を感じさせる。
出発前には横浜FMユースの冨樫剛一監督からエールをもらい、過去にU-17W杯に出場した経験を持つトップチームのMF喜田拓也やDF鈴木冬一からも実際の体験談を聞く機会があったという。
ストライカーとしてこのままでは終われない。大舞台でゴールを決めてこそ、自身の価値も成長スピードも上がる。チームを牽引してきた男はFWとしての誇りを胸に、ポルトガル戦のピッチに立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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浅田は「ポルトガルはレベルが高い相手で個々の強さも含め、すごい能力の選手ばっかり」と警戒しつつも、「攻撃のところで崩せるチャンスはある。うまく関わりながら、最後は足を振って決め切りたい」と言う。その言葉からも、並々ならぬゴールへの欲を感じさせる。
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取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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