優勝候補筆頭との重要な一戦へ
ポルトガル戦に向け、守備対応の確認をした藤田。写真:松尾祐希
廣山望監督が率いるU-17日本代表は、U-17ワールドカップのグループステージ第2節を終え、1勝1分の勝点4で2位。ノックアウトステージ進出に王手をかけ、9日に第3戦でポルトガルと対戦する。
引き分け以上で2位以内が確定して予選突破が決まり、敗れたとしてもモロッコとニューカレドニアの結果次第で2位の可能性があり、もし逃したとしても各組3位の上位8チームに与えられる枠に滑り込めるチャンスが残されている。
スコアレスドローに終わったニューカレドニア戦から一夜明け、7日に若き日本代表はドーハ市内でトレーニングを実施。前日の試合に先発した11人と後半開始から出場したFW 浅田大翔(横浜FM/3年)はホテルでの調整となったが、残る9人は1時間強のメニューで汗を流した。
2試合で12ゴール。強烈なストライカーを擁するポルトガルはグループ最強で、大会の優勝候補筆頭に挙げられる。とりわけ警戒すべきは、今大会3得点のFWアニシオ・カブラルだろう。
ベンフィカのU-19チームの所属だが、その風格は17歳とは思えない。187センチの高さと強烈な左足のシュートを持ち合わせており、空中戦も得意。カブラルの封じ込めが勝負のポイントになるなかで、そのキーマンはCB藤田明日翔(川崎U-18/3年)だ。
全体練習後にはポジション別にトレーニングを実施し、藤田はCB元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース/2年)とともに空中戦の対応を確認。映像をその場でチェックし、相手の特徴を踏まえたうえで対抗する策を準備している。
「(カブラルは競り合いの際に)インサイドを取って、相手に抱き付いてくるのが好きな選手。僕たちは抱きつかせないように距離を取りながら守ることを確認できた」(藤田)
引き分け以上で2位以内が確定して予選突破が決まり、敗れたとしてもモロッコとニューカレドニアの結果次第で2位の可能性があり、もし逃したとしても各組3位の上位8チームに与えられる枠に滑り込めるチャンスが残されている。
スコアレスドローに終わったニューカレドニア戦から一夜明け、7日に若き日本代表はドーハ市内でトレーニングを実施。前日の試合に先発した11人と後半開始から出場したFW 浅田大翔(横浜FM/3年)はホテルでの調整となったが、残る9人は1時間強のメニューで汗を流した。
2試合で12ゴール。強烈なストライカーを擁するポルトガルはグループ最強で、大会の優勝候補筆頭に挙げられる。とりわけ警戒すべきは、今大会3得点のFWアニシオ・カブラルだろう。
ベンフィカのU-19チームの所属だが、その風格は17歳とは思えない。187センチの高さと強烈な左足のシュートを持ち合わせており、空中戦も得意。カブラルの封じ込めが勝負のポイントになるなかで、そのキーマンはCB藤田明日翔(川崎U-18/3年)だ。
全体練習後にはポジション別にトレーニングを実施し、藤田はCB元砂晏翔仁ウデンバ(鹿島ユース/2年)とともに空中戦の対応を確認。映像をその場でチェックし、相手の特徴を踏まえたうえで対抗する策を準備している。
「(カブラルは競り合いの際に)インサイドを取って、相手に抱き付いてくるのが好きな選手。僕たちは抱きつかせないように距離を取りながら守ることを確認できた」(藤田)
チーム立ち上げ当初から3バックの中央で起用され、クレバーな守りで廣山ジャパンの守備を支えてきた。今大会もモロッコとの初戦に先発し、2−0の完封勝利に貢献。失点の多さが課題だったチームにおいて手応えを掴み、「何回か振り切られる場面はあったけど、みんなで守り抜いて勝利に繋げることができた」と自信を深めた。
ニューカレドニア戦はベンチから戦況を見守ったものの、万全の準備をしたため、良い形でポルトガル戦に臨めるのは間違いない。
いつも通りで平常心。大舞台でも動じずにプレーできており、不安はない。そうしたパフォーマンスができているのは、先輩からの助言も大きかったという。それが2年前のU-17W杯に出場し、川崎U-18でチームメイトだったDF柴田翔太郎(明治大)だ。
「柴田くんとは話をしました。柴田くんも『めちゃくちゃ緊張した舞台』と言っていて、『いつも通りやればいいよ』ってLINEをくれました」(藤田)
実際に戦った経験があるからこそ、言えることでもある。柴田自身も前回大会でグループステージ第2戦のアルゼンチン戦(1−3)に先発したが、前半だけで0−2とされた。しかし後半に躍動。消極的なプレーを払拭し、鮮やかな突破からゴールをお膳立てした。「いつも通りやればいいよ」というアドバイスは自身の経験から来ているのだろう。
第3戦のポルトガル戦で藤田は屈強なストライカーを封じられるか。9月のフランス遠征で対戦した際は1−0で勝利しており、イメージは悪くない。先輩から受け取ったバトンはフロンターレの絆。誇りを胸に強力FWと対峙する。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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