欧州移籍からわずか5か月で日本代表初招集の21歳MFが一気にW杯メンバー入り候補に!旗手、鈴木唯、佐野航らを抑えて選出 “手薄な”ポジションで急浮上の逸材に森保監督も太鼓判「アグレッシブで得点に絡める」

2025年11月07日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「国内にいれば、おそらくE-1選手権に招集していた」

ザルツブルクで好調を維持する北野。(C)SOCCER DIGEST

 今年の6月にセレッソ大阪からオーストリアの強豪レッドブル・ザルツブルクへ移籍した21歳のMF北野颯太が、欧州移籍からわずか5か月で初の日本代表入りを果たした。

 ガーナ代表とボリビア代表と対戦する11月シリーズのメンバーに招集されたのだ。

 もっとも、国内に残っていれば、もっと早くA代表デビューを果たしていたかもしれない。森保一監督は「今年の Jリーグで、開幕から、セレッソの中で存在感のあるプレーを見せていた。国内にいれば、おそらくE-1選手権に招集していたと思う」と明かしている。

 また、評価している点については、「ザルツブルグの戦術に非常に順応し、アグレッシブに攻守に関わっていくところ、ここ数試合、得点チャンスに絡み、得点を決めているところ」とコメント。「ヨーロッパの舞台で自信を深めている」と話した。
 
 起用ポジションは、おそらく2シャドーの一角か。旗手怜央、鈴木唯人、佐野航大ら、過去にこのポジションで選出されてきた実力者を抑えての招集だ。森保監督の期待は小さくない。

 故障明けの久保のフル稼働は難しい状況で、鎌田大地がボランチで起用される可能もある点を考えると、出番は巡ってくるだろう。2列目は決して層が厚いとはいえないため、今シリーズの活躍次第では、この21歳がワールドカップ本大会のメンバーに食い込んでいく可能性は十分にある。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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