なぜ森保監督は20歳の191センチFWを招集したのか。上田、小川、町野、前田らFW陣は充実「得点力が魅力かと思いますが…」

2025年11月06日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「レギュラーをつかみ取っている」

代表メンバー会見に登壇した森保監督。写真:滝川敏之

 日本代表が11月14日ガーナ代表、18日にボリビア代表と国際親善試合を戦う。

 その2連戦に挑むメンバー26人が発表され、GK小久保玲央ブライアン、FW後藤啓介(ともにシント=トロイデン)、MF北野颯太(ザルツブルク)が初招集された。

 191センチの体躯を誇る後藤については、これまでも代表入りが期待されてきた。

 上田綺世、小川航基、町野修斗、前田大然らが定着し、FW陣が充実しているなかで、なぜこの20歳のストライカーを招集したのか。森保一監督は、「クラブで、ヨーロッパの舞台で、監督に評価され、レギュラーとして、安定して試合に出ている。確実に成長していると感じている」と理由を述べた。

「(前線には)すでに世界水準の選手がいますが、そこに割って入れるだけの(実力があり)、ワールドカップに向けて、その後に成長して、日本のために戦力になってくれるという期待を込めて招集させていただきました」
 
 指揮官はさらに、「日本からヨーロッパに渡ってアンデルレヒトではなかなか試合には恵まれてなかったが、出場時間に対する得点数は、非常に得点能力の高さを見せてくれていたと思う。そこからシント=トロイデンに移籍して、レギュラーをつかみ取っている」とコメント。評価している点についてこう続ける。

「ストライカーとして得点力は魅力かと思いますが、試合の流れ全般に関わる、運動量が多く、攻守に関わって、最後に点が取れるというところは、彼のいいところかなとは思っています」

 ロス五輪世代の大器が、ついにA代表でお披露目となる。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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