久保建英にも見劣りしないポテンシャル。三笘薫、伊東純也の代役としても期待できる”19歳の逸材”は真価を示せるか【日本代表】

2025年11月06日 白鳥和洋(サッカーダイジェスト)

もうひとりの注目選手は?

日本代表メンバーに選ばれた佐藤。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 11月14日にガーナ代表、同18日にボリビア代表と戦う日本代表のメンバー26人が発表された。天皇杯準決勝を戦う4クラブ(サンフレッチェ広島、FC東京、FC町田ゼルビア、ヴィッセル神戸)から相馬勇紀、望月ヘンリー海輝、長友佑都、大迫敬介が招集されない代わりに、小久保玲央ブライアン、北野颯太、後藤啓介、佐藤龍之介ら若手が呼ばれた形だ。

 具体的に選ばれたメンバーは以下の通りである。GKが早川友基(鹿島アントラーズ)、小久保玲央ブライアン(シント=トロイデン)、鈴木彩艶(パルマ)、DFが谷口彰悟(シント=トロイデン)、板倉滉(アヤックス)、渡辺剛(フェイエノールト)、安藤智哉(アビスパ福岡)、瀬古歩夢(ル・アーブル)、菅原由勢(ブレーメン)、鈴木淳之介(コペンハーゲン)。MF/FWが遠藤航(リバプール)、南野拓実(モナコ)、鎌田大地(クリスタル・パレス)、小川航基(NEC)、前田大然(セルティック)、堂安律(フランクフルト)、上田綺世(フェイエノールト)、田中碧(リーズ)、町野修斗(ボルシアMG)、中村敬斗(スタッド・ドゥ・ランス)、佐野海舟(マインツ)、久保建英(レアル・ソシエダ)、藤田譲瑠チマ(ザンクトパウリ)、北野颯太(ザルツブルク)、後藤啓介(シント=トロイデン)、佐藤龍之介(ファジアーノ岡山)だった。

 個人的に注目している選手は2人。CBの安藤とMFの佐藤だ。
 
 10月のパラグアイ戦とブラジル戦でいずれもピッチに立てなかった安藤は今回の活動が正念場か。千葉県内での全体トレーニングを見る限り、やや足もとの技術が物足りないように映るが、来年のワールドカップに向けて生き残るためには11月の連戦で結果を残したい。

 鈴木が台頭してきただけに、ここで安藤も存在感を示したい。持ち前の攻撃力と空中戦の強さを主武器にアピールなるか。

 E-1選手権以来の代表復帰となった佐藤(19歳)は、今後日本サッカーを背負って立つ逸材だろう。シャドーもウイングバックもこなせる柔軟性は魅力で、三笘薫、伊東純也がいずれも怪我で不在の今回は彼らの代役として優れた攻撃力を見せつけるチャンスでもある。

 大袈裟かもしれないが、ポテンシャルだけなら久保建英にも見劣りしないと勝手ながら考えている。真価を示してワールドカップのメンバーにきっと食い込んでくると、期待を込めて見守りたい。

文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)

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