左斜め45度、右足ダイレクトシュート
モロッコとの初戦で先制弾の瀬口。(C)Getty Images
[U-17W杯]日本 2-0 モロッコ/11月3日/Aspire Zone – Pitch5
U-17ワールドカップの出場権獲得がかかる今年4月のU-17アジアカップでは、思うように活躍できなかった。
日本の4試合中2試合に出場したMF瀬口大翔(神戸U-18/3年)は、UAEとの初戦(4-1)に58分から投入されたが、結果は残せなかった。U-17W杯出場を決めた直後の準々決勝サウジアラビア戦(2-2/2PK3)では、先発起用されPKで先制点を奪ったものの、54分に途中交代。目を引くようなパフォーマンスは示せず、本大会までの約6か月間でかなりのアピールをしなければ、大舞台のピッチに立つことは難しいように思えた。
それでも本大会に臨む日本代表のメンバーに選出され、迎えたモロッコとの初戦。瀬口はスタメンに抜擢されると、目の覚めるようなプレーで起用に応えた。
本職の2列目ではなく、左ウイングバックでプレーし、積極的な仕掛けでチャンスを生み出した。苦手な守備面では、序盤は背後を取られるシーンがあったが、CBの藤井翔大(横浜FMユース/3年)とうまく連係して対応を修正。そして、0-0で迎えた57分。大仕事をやってのける。
敵陣の右サイドから持ち運んだFW浅田大翔(横浜FM)が、逆サイドにグラウンダーのパスを通す。これに走り込んでいた瀬口がボックス内で右足ダイレクトシュートを放つ。左斜め45度からの狙いすました一撃で、ファーサイドのネットを揺さぶった。
日本はその後、モロッコの反撃を凌いで90+8分にMF平島大悟(鹿島ユース/2年)が追加点をマークし、2-0で快勝を収めた。
U-17ワールドカップの出場権獲得がかかる今年4月のU-17アジアカップでは、思うように活躍できなかった。
日本の4試合中2試合に出場したMF瀬口大翔(神戸U-18/3年)は、UAEとの初戦(4-1)に58分から投入されたが、結果は残せなかった。U-17W杯出場を決めた直後の準々決勝サウジアラビア戦(2-2/2PK3)では、先発起用されPKで先制点を奪ったものの、54分に途中交代。目を引くようなパフォーマンスは示せず、本大会までの約6か月間でかなりのアピールをしなければ、大舞台のピッチに立つことは難しいように思えた。
それでも本大会に臨む日本代表のメンバーに選出され、迎えたモロッコとの初戦。瀬口はスタメンに抜擢されると、目の覚めるようなプレーで起用に応えた。
本職の2列目ではなく、左ウイングバックでプレーし、積極的な仕掛けでチャンスを生み出した。苦手な守備面では、序盤は背後を取られるシーンがあったが、CBの藤井翔大(横浜FMユース/3年)とうまく連係して対応を修正。そして、0-0で迎えた57分。大仕事をやってのける。
敵陣の右サイドから持ち運んだFW浅田大翔(横浜FM)が、逆サイドにグラウンダーのパスを通す。これに走り込んでいた瀬口がボックス内で右足ダイレクトシュートを放つ。左斜め45度からの狙いすました一撃で、ファーサイドのネットを揺さぶった。
日本はその後、モロッコの反撃を凌いで90+8分にMF平島大悟(鹿島ユース/2年)が追加点をマークし、2-0で快勝を収めた。
チームを勢いづかせた先制弾の瀬口に、廣山望監督も賛辞を惜しまない。「違いを見せるプレーを(U-18高円宮杯)プレミアリーグでしてくれている。今はウイングバックで守備の負担があるけど、持っている武器を出してくれた。これもチームのテーマですけど、『自分の武器を誰が出せるの?』というところで、まずは1人攻撃の部分で出してくれた」と頬を緩めた。
前述のアジア杯で悔しさを味わい、「何しに来たんだろうという想いがあった」という瀬口。その屈辱を晴らすべく、所属クラブで地道に努力を積み重ねてきた。トップチームのトレーニングにも参加し、スタッフから助言をもらいながら左斜め45度からのシュートに取り組んできた。
アジア杯で痛感した不十分なフィジカル面も強化。上半身を中心に鍛え、体重は3キロアップした。「ユースでキャプテンもしているので自覚や責任は大きい」とメンタル面も成熟し、チームのために戦う意識が高まった。
そうした一つひとつの積み上げが力となり、モロッコ戦の躍動に繋がった。
「自分でポジションを掴んで、自分が得点を決められた。形になって、勝利を日本に届けられたことが嬉しい」とは瀬口の言葉。自らの足で未来を切り拓きつつある男は、さらなる飛躍を目ざして日本のために走り続ける。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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前述のアジア杯で悔しさを味わい、「何しに来たんだろうという想いがあった」という瀬口。その屈辱を晴らすべく、所属クラブで地道に努力を積み重ねてきた。トップチームのトレーニングにも参加し、スタッフから助言をもらいながら左斜め45度からのシュートに取り組んできた。
アジア杯で痛感した不十分なフィジカル面も強化。上半身を中心に鍛え、体重は3キロアップした。「ユースでキャプテンもしているので自覚や責任は大きい」とメンタル面も成熟し、チームのために戦う意識が高まった。
そうした一つひとつの積み上げが力となり、モロッコ戦の躍動に繋がった。
「自分でポジションを掴んで、自分が得点を決められた。形になって、勝利を日本に届けられたことが嬉しい」とは瀬口の言葉。自らの足で未来を切り拓きつつある男は、さらなる飛躍を目ざして日本のために走り続ける。
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