【五輪サッカー 今日は何の日】8月13日「戦後初の大会を制した『グレ・ノ・リ』――1948年ロンドン大会」

2016年08月13日 サッカーダイジェストWeb編集部

登録メンバー12名のうち7人が大会後にイタリアのクラブ入り。

表彰台の頂点に立ったスウェーデン。男子サッカーにおける北欧勢の金メダルは長い大会の歴史のなかでも、この一度だけである(女子はノルウェーが00年に優勝)。 (C) Getty Images

 第2次世界大戦の終わってから3年、まだ深い傷痕が世界中に残るなかで、36年ベルリン大会から12年間中断されていた「平和の祭典」は再開され、イギリス・ロンドンに聖火が灯った。
 
 本大会に駒を進めたのは18か国。16チームのトーナメントを行なうため、ルクセンブルクとアフガニスタン、オランダとアイルランドが予選を戦い、それぞれ前者が勝ち進んだ。
 
 この大会で、快進撃を見せたのが北欧の雄、スウェーデン。強さの源は、圧倒的な破壊力を持つ攻撃陣にあった。G・ノルダール(2人の兄弟もメンバー入り)、グレン、リードホルム、カールション、ローゼンといった選手が、抜群の得点力を発揮したのである。
 
 初戦でオーストリアを3-0で下すと、準々決勝では韓国を12-0というスコアで一蹴、準決勝もデンマークとの北欧対決を4-2で制し、スウェーデンは初の(そして現時点で唯一の)決勝進出を果たした。
 
 相手はユーゴスラビア。カイコフスキー、ボベク、ミティッチといった選手の活躍で、準決勝では地元イギリスを3-1で下した技術に優れた強豪である。
 
 しかし、スウェーデンの強さはウェンブリーで6万人の観衆を集めて行なわれた決勝でも圧倒的であり、巧みな個々の技術と組織力で主導権を握りながら、グレンがこぼれ球を詰めて24分に先制。48分にはG・ノルダールが速い攻撃から追加点を決める。
 
 42分にユーゴに1点を返されるも、その6分後にPKを獲得し、グレンがGKの逆を突いて、自身の大会得点王を決めるダメ押しゴールを挙げた。
 
 わずか12名のメンバー(バックップ5人)で臨んだスウェーデンの戴冠。いずれも国内クラブに所属していたが、数年のうちに、このなかの7人がイタリアのクラブに引き抜かれることとなる。
 
 なかでも、49年にミランに加入するグレン、G・ノルダール、リードホルムは「グレ・ノ・リ」と呼ばれ、チームの勝利やタイトル獲得に多大な貢献を果たし、レジェンドとして歴史に名を残した。
 
 戦後最初の大会はこうして終幕。その後、「平和の祭典」は4年に一度、途切れることなく現在まで続いている。
 
◎8月13日に行なわれた五輪サッカーの試合
◇1936年ベルリン大会
3位決定戦
ノルウェー 3-ポーランド
得点:ノ=ブルスタッド(15分・21分・84分) ポ=ヴォダルス(5分)、ペテレク(24分)
 
◇1948年ロンドン大会
3位決定戦
デンマーク 5-イギリス
得点:デ=プレスト(12分・49分)、J・ハンセン(16分・77分)、J・セーレンセン(41分) イ=エイトケン(5分)、ハーディスティー(33分)、エイマー(63分)
決勝
スウェーデン 3-ユーゴスラビア
得点:ス=グレン(24分・67分)、G・ノルダール(48分) ユ=ボベク(42分)
 
◇2008年北京大会・男子
グループステージ
コートジボワール 1-オーストラリア
得点:カルー(81分)
アルゼンチン 2-セルビア
得点:ラベッシ(13分)、ブオナノッテ(84分)
オランダ 1-日本
得点:シボン(73分)
ナイジェリア 2-アメリカ
得点:ナ=イサック(39分)、オビンナ(79分) ア=クリエスタン(88分)
ブラジル 3-中国
得点:ジエゴ(18分)、チアゴ・ネビス(69分・73分)
ベルギー 1-ニュージーランド
得点:ハルン(35分)
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