「天野純がマリノスを救った」1G1Aの活躍に韓国メディアも反応。ホン・ミョンボの“日本人選手の中で最悪”発言も回想

2025年10月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「残留の可能性が高いが、気を緩めることはできない」

横浜FMのJ1残留に尽力する天野。かつてKリーグでも活躍した。写真:梅月智史(サッカーダイジェスト写真部)

 一時はJ1の最下位に沈んだ横浜F・マリノスだが、ここにきて残留の可能性を高めている。

 10月25日に行なわれたJ1第35節で、17位のトリコロールはサンフレッチェ広島とホームで対戦。12分に植中朝日の得点で先制すると、86分に天野純のPKで追加点を奪取。90+1分にはジェイソン・キニョーネスがダメを押し、3-0の完勝を収めた。

 力強く勝点3を掴んだ広島戦で、際立つ活躍を見せたのが天野だ。78分に途中出場すると、8分後に自ら奪ったPKを成功させ、終了間際にキニョーネスのチーム3点目をアシストした。

 出色のパフォーマンスに、韓国メディア『Four Four Two』も注目した。「天野純が横浜F・マリノスを救った」などと報じる。

「天野の活躍は、横浜F・マリノスにとっても追い風だ。今季、チームは熾烈な残留争いを繰り広げているためだ。シーズン終了まで残り3試合という状況で、現在、横浜F・マリノスは勝点37の17位につけている。18位の横浜FCとは勝点差が5まで開いており、残留の可能性が高いのは事実だが、シーズン終了まで気を緩めることはできない」

 天野はかつて韓国Kリーグの蔚山現代や全北現代に所属経験があるだけに、同メディアは「天野は韓国のファンにもおなじみの人物だ」と記し、当時を振り返る。

「天野は2022年に蔚山のユニホームに袖を通した。蔚山は"宿命のライバル"全北を打ち破ってリーグ優勝を掴むため万全の準備を整え、日本代表歴のある天野をレンタルで獲得して仕上げとした。

 結果は大成功だった。彼はホン・ミョンボ監督の信頼を着実に得て主力MFとして活躍し、そのシーズンに38試合出場で11ゴール・2アシストを記録した。彼の活躍も後押しとなり、蔚山は17年ぶりのリーグ優勝に成功し、長年の悲願を果たした」
 
 タイトル獲得に尽力した天野。蔚山への完全移籍も浮上したが、事態はまさかの展開に。「2023シーズンを前に、蔚山のライバル全北へレンタルされ、Kリーグのファンを驚かせた。この過程で、ホン・ミョンボ監督は『天野は、私が知る日本人選手の中で最悪だ。うちの日本人コーチ(池田誠剛)も彼を恥ずかしく思うだろう』と強い批判を口にした」という。

 全北での天野は、期待に応えられなかったようだ。記事では「結果は大失敗だった。蔚山時代の姿は見る影もなく、所属チームの全北も不振に陥り、Kリーグの名門としての自尊心を傷つけた」と回想する。

 天野は23年限りで全北でのレンタルを終了。「横浜F・マリノスに戻って日本での生活を続けている」と記す『Four Four Two』は、わずか2シーズンだが韓国で様々な経験をした34歳レフティの動向を気にかけているようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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