「試合前にみんなに言いましたけど…」岡山の主将FWが明かした“チームの甘さ”「もっと全員が自覚して」「リーダーとなれる選手が少なすぎる」

2025年10月25日 手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

8試合未勝利に

岡山のキャプテン江坂が、チームの抱える課題を語った。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 ファジアーノ岡山は10月25日、J1第35節でFC東京と敵地で対戦し、1-3で敗戦。悔しい2連敗となった。

 先制される展開も、73分にCKからFW江坂任が頭で合わせてネットを揺らし、1-1と追いついた。ここから流れに乗りたかった。乗らなければいけなかった。しかし、ペースをFC東京に握られてしまった。

 そして、88分、90分と一瞬の隙を突かれて立て続けに失点。試合終了のホイッスルが鳴った。15位の岡山はこれで8試合未勝利。少しでも早く残留争いから抜け出したい状況だが、なかなか勝ち切れない苦しい時期が続いている。

 同点に追いつきながらも、追加点が遠く、逆に失点して敗戦。これは1-2で敗れた前節のセレッソ大阪戦も同じ展開だった。

 試合の中で周囲を鼓舞し続け、チームの支柱として戦っていた江坂に同様の試合展開が続いている原因を訊くと、こんな答えが返ってきた。
 
「(同点に追いついた後は)自分たちの流れだった。でも、なんてことないところでまたチームはガクッと落ちた。そのへんが自分たちの流れの時に、やられないとか、仕留め切るところは、まだまだ自分たちの課題だと思います。

 ミスした選手が明らかにガクッときているのは、ここ何試合かで見受けられるので、そこは無理してでも、メンタル的にやられていない姿を見せてほしい」

 選手たちの精神面での弱さが見受けられると語ったキャプテンは、さらにこうも述べた。

「試合前にみんなの前で言いましたけど、一人ひとりがリーダーとして、しゃべり続けないといけない。本当にうちのチームはしゃべれる選手が少なすぎる。リーダーとなれる選手が少なすぎるんです。

 なので、スタートの選手が変わった時に、チームがガラッと変わってしまう。雰囲気とか、チームを締められる選手がなかなか出てこない。そういう選手が出てこないようじゃ、こうやって、結局交代した時にやられるというのが起きる。もっと全員が自覚して、リーダーになることが大事かなと思います」

 メンタルの強さやチーム内での積極性、そして責任感。勝ち続ける集団になるために、岡山のリーダーが説いたのは、一人ひとりの意識変化だった。

取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)

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