「シャビ・アロンソのおかげ」マドリーの“新たなキーマン”が語る充実感「僕は10番でも8番でもプレーできる」

2025年10月23日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ユベントス戦でプレーヤー・オブ・ザ・マッチに

アルダ・ギュレル(左)は、シャビ・アロンソ(右)への感謝を口にした。(C)Getty Images

 現地時間10月22日、チャンピオンズリーグのリーグフェーズ第3節が行なわれ、レアル・マドリーが本拠地サンティアゴ・ベルナベウでユベントスと対戦。ジュード・ベリンガムの決勝点で1-0と勝利を収めた。

 この試合のプレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いたのが、20歳のトルコ代表MFアルダ・ギュレルだ。ゴールやアシストはなかったものの、インサイドハーフとしてボールの経由地となり、攻撃の局面で存在感を発揮した。

 そんなアルダ・ギュレルの試合後のインタビューを、スペイン紙『ムンド・デポルティボ』が伝えている。その言葉からは、指揮官への感謝が読み取れた。

「シャビ・アロンソ監督のおかげで、チーム内での自分の存在感が高まっていると感じるよ。彼からは試合のテンポをコントロールし、創造性を発揮するように言われている。その信頼に応えたいね」

 さらにピッチ上でのポジションについて問われると、「(トップ下もボランチも)両方できるよ。シャビがもっとゴールとアシストを望むなら"10番"になるし、もちろんいまやっている"8番"でもプレーできる」と語った。
 23年夏にマドリーに加入したアルダ・ギュレルは、しかしスター軍団の中でポジションを勝ち取れず、過去2シーズンはバックアッパーという立ち位置だった。それでも、今シーズンのシャビ・アロンソの監督就任が契機となり、出場機会が増加した。

 新指揮官は、アルダ・ギュレルを本職の右ウイングではなく、トップ下やインサイドハーフで起用。高い足下のスキルを評価してプレーメーカーの役割を与え、チームに不可欠な存在となっている。

 10月26日には、今シーズン初となるバルセロナとのエル・クラシコが開催される。昨シーズンのバルサ戦では、前半だけで交代させられるなど屈辱も味わったアルダ・ギュレル。チームを牽引するプレーに期待したい。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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