【J1展望】甲府×新潟|残留へ負けられない「下位対決」。甲府は2試合で6失点を喫する守備の出来が鍵に

2016年08月12日 サッカーダイジェスト編集部

甲府――「堅守ありき」のスタンスを貫けるかが鍵。

故障者/甲府=なし 新潟=なし
出場停止/甲府=ダヴィ 新潟=R・シウバ

J1リーグ2ndステージ・8節
ヴァンフォーレ甲府-アルビレックス新潟
8月13日(土)/18:00/山梨中銀スタジアム
 
ヴァンフォーレ甲府
2ndステージ成績(7節終了時):12位 勝点5 1勝2分4敗 6得点・14失点
年間成績(24試合終了時):15位 勝点20 4勝8分12敗 24得点・45失点
 
【最新チーム事情】
●右足親指の痛みが悪化したM・パラナの出場は状況次第に。
●11日の練習では、山本が主力組に入る。川崎戦で右脇腹を痛めた橋爪、左足を痛めた土屋も同じく主力組でプレー。
●R・シウバの出場停止を受けて「指宿の高さを起点にしてくるのか。成岡で0トップ気味にくるのか」と、佐久間GM兼監督は新潟の出方を注視。
●今月3日から練習参加していた韓国人DFイ・ヨハンはすでに離日も、「悪くなかった」(佐久間GM兼監督)と、獲得再検討を示唆。 
 
【担当記者の視点】
 前節の川崎戦(0-4)は、内容、結果とも完敗。前々節の浦和戦を含めると無得点、計6失点と、攻守とも不安は尽きない。また追い打ちをかけるように、新助っ人のダヴィが出場停止(川崎戦で退場処分)となるのも痛手だ。
 
 もちろん、だからと言って、同じく下位に位置する新潟との一戦を容易く落とすわけにはいかない。今節では、色気を見せて勝点3を狙うのではなく、辛抱して勝点1の確保に注視するのも手だろう。つまり、「堅守ありき」のスタンスを貫けるかがポイントと言える。
 
 その点、山本、土屋のベテラン勢が復帰濃厚なのは心強い。とりわけ、大黒柱である前者が最終ラインに君臨すれば、自ずと守備は引き締まる場面は多い。盤石の守備組織で新潟の攻撃を凌ぎ切り、ワンチャンスを活かす展開へ持ち込みたい。

次ページ新潟――あらゆるオプションを吟味し、今季初の連勝を狙う。

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