話を聞くことはできなかったが…
今夏にフライブルクからフランクフルトへ移籍した堂安。(C)Getty Images
思わず笑顔になるほど温かい歓迎だった。
今夏、それまで3シーズン所属していたフライブルクに別れを告げ、フランクフルトを新居地に選んだ日本代表MF堂安律。ブンデスリーガ7節はそんな古巣への凱旋試合だった。
クラブへのアイデンティティをとても大切にするファンが多い欧州サッカーでは、ステップアップ移籍を決断する選手が嫌悪感をぶつけられることは少なくはない。堂安も少しは覚悟していたかもしれない。だが、フライブルクは違った。
試合前には記念品の贈呈を行い、これまでのクラブへの貢献に感謝の意を伝える場としてセレモニーを準備。対戦相手のジャージに身を包んだ堂安がピッチに姿を現わすと、フライブルク広報やヨハン・ザイアー代表取締役、クレメンス・ハルテンバッハSDは笑顔で駆け寄り、握手をし、ハグをしてその再会を喜んでいた。
フライブルクのユリアン・シュスター監督は「我々は一緒に素晴らしい時間を過ごした。リツはここで素晴らしく成長し、どれほどクラブのために貢献してくれたか。感謝を伝えられる機会をいかしたいのは自然なことだ」と試合前の記者会見でコメントを残している。
2-2の引き分けに終わったこの試合で、日本代表帰りの堂安はスタメン出場し、74分までプレー。その交代シーンではホームのフライブルクファンからも大きな拍手が送られていたのはとても印象的だった。
クラブを去った選手ではあるが、今でも大事な仲間なのだ。その思いをわかっているからこそ、本人も拍手でその思いに応えていた。
今夏、それまで3シーズン所属していたフライブルクに別れを告げ、フランクフルトを新居地に選んだ日本代表MF堂安律。ブンデスリーガ7節はそんな古巣への凱旋試合だった。
クラブへのアイデンティティをとても大切にするファンが多い欧州サッカーでは、ステップアップ移籍を決断する選手が嫌悪感をぶつけられることは少なくはない。堂安も少しは覚悟していたかもしれない。だが、フライブルクは違った。
試合前には記念品の贈呈を行い、これまでのクラブへの貢献に感謝の意を伝える場としてセレモニーを準備。対戦相手のジャージに身を包んだ堂安がピッチに姿を現わすと、フライブルク広報やヨハン・ザイアー代表取締役、クレメンス・ハルテンバッハSDは笑顔で駆け寄り、握手をし、ハグをしてその再会を喜んでいた。
フライブルクのユリアン・シュスター監督は「我々は一緒に素晴らしい時間を過ごした。リツはここで素晴らしく成長し、どれほどクラブのために貢献してくれたか。感謝を伝えられる機会をいかしたいのは自然なことだ」と試合前の記者会見でコメントを残している。
2-2の引き分けに終わったこの試合で、日本代表帰りの堂安はスタメン出場し、74分までプレー。その交代シーンではホームのフライブルクファンからも大きな拍手が送られていたのはとても印象的だった。
クラブを去った選手ではあるが、今でも大事な仲間なのだ。その思いをわかっているからこそ、本人も拍手でその思いに応えていた。
試合後、一度、フランクフルトの控室に戻った堂安は、取材エリアを横切ってフライブルクのドレッシングルームを訪問。3年間ともに戦ったかつての仲間との再会だ。話したいことはたくさんあるだろう。
スタッフから「おいおい、ここからは関係者以外立ち入り禁止だぞ!」と笑顔で冗談を言われながら通される。ファミリーを迎え入れる雰囲気がとても温かい。
話を聞くのはじっくりしゃべってからの方がいいと思い、ミックスゾーンで待っていたが、想定以上に積もる話はあったようだ。気がつくと片付けの時間になってしまった。
「堂安の話が聞きたいんだ。まだみんなと中で話しているでしょ?」と顔なじみのスタッフに粘ったら、一度様子を見に行ってくれた。その親切さがうれしい。
結果として、この日は話を聞くことはできなかった。スタッフにはスタッフの仕事がある。無理強いするのはよくない。それに話を聞くことが取材のすべてではない。
試合後、フライブルク公式がアップした映像には、特に仲が良かったアダム・ジュニオールと楽しそうに談笑している堂安の姿があった。改めてフライブルクで過ごした3年間の楽しさを思い出していたことだろう。コメントは取れなかったが、そんな様子を感じられたのはよかったと思う。
取材・文●中野吉之伴
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