出場機会激減の韓国代表DFをバイエルンが放出か?セリエAの強豪2クラブが興味と現地報道

2025年10月17日 ワールドサッカーダイジェスト編集部

ユベントスとミランが関心もネックは高額年俸

バイエルンで出場機会を掴めていないキム・ミンジェ。(C)Getty Images

 バイエルンの韓国代表DFキム・ミンジェが、再びセリエAのピッチに立つ可能性が浮上している。

 2022-23シーズンにナポリでスクデット獲得の立役者となったキム・ミンジェは、同年夏に契約解除金5000万ユーロ(約82億5000万円)でバイエルンへ移籍。「史上最も高額なアジア人選手」として大きな期待を集めた。

 しかし、ブンデスリーガでは思うように力を発揮できず、昨シーズンはレギュラーとしてプレーしたものの、ミスを批判される試合も少なくなかった。

 イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、今夏の移籍市場ではすでに放出候補に挙げられ、サウジアラビアのクラブから高額オファーを受けたものの、「ヨーロッパのトップレベルでプレーを続けたい」としてこれを拒否。最終的にバイエルン残留を選択したという。

 迎えた今シーズンは、ヨナタン・ターとダヨ・ウパメカノの控えに回り、出場機会が激減。リーグ戦での出場はわずか2試合にとどまっている。クラブ首脳陣は、出場機会の少なさやチーム内での序列を考慮し、今冬の移籍市場での放出を視野に入れているようだ。
 同紙によると、ユベントスとミランがこの韓国代表DFに関心を寄せているという。

 ユベントスは、主力のブラジル代表DFブレーメルが左膝の半月板を損傷し長期離脱が濃厚となっており、その代役を模索中。ミランも、今夏に引き続き、センターバックの補強を検討している。

 バイエルンも売却に前向きとされるが、ネックとなるのが年俸だ。キム・ミンジェの年俸は900万ユーロ(約14億8500万円)と報じられ、これはイタリアのクラブにとっては現実的な金額ではない。仮にレンタル移籍であっても、大幅な減俸が前提となる見通しだ。

 出場機会を求めて年俸を下げ、イタリア復帰を決断するのか。かつてナポリで輝いた怪物CBの去就に注目が集まる。

構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部

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