「勝ったからいいですけど…」判定に激昂した久保建英が本音。なぜ故障明けでもドリブルを連発したのか「誰かが、あれぐらいやらないと本当に格下みたい」

2025年10月15日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「こっちも一発あるぞというのを見せておかないと」

果敢にドリブルで仕掛けた久保。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

[国際親善試合]日本 3-2 ブラジル/10月14日/東京スタジアム

 日本代表は10月14日、王国ブラジルと対戦。前半に負った2点のビハインドを跳ね除け、3-2で大逆転勝利を飾った。

 9月のメキシコ戦で負った左足首の怪我が長引き、合流当初は別メニュー調整だった久保建英は、無事に右シャドーで先発。52分までプレーした。

 やや意外だったのは、思っていた以上にドリブルでの仕掛けが多かったこと。タックルを受けるシーンも少なくなく、怪我が悪化しないかとこちらが心配してしまった。

 もっとも、ピッチに立てば強気の姿勢を崩さないのが久保だ。仕掛けにいった意図をこう話している。

「誰かが、あれぐらいやらないと、本当に格下みたいな感じになってしまうので。こっちも一発あるぞというのを見せておかないと、完全に流れがひっくり返せない展開になっていてもおかしくなかったので。そこは積極的に、特に2失点してから、無理にでも仕掛けて行こうかなと思いました」
 
 ただ、相手に潰されて倒されてもファウルをとってもらえず、ピッチを叩いて激昂する場面もあった。

「勝ったからいいですけど、公式戦になったらちょっと取ってほしいです」

 そうジャッジに対しての本音もこぼした。

 ぎりぎりこの試合に間に合ったが、まだまだ本調子ではない。それでも、ブラジルに脅威を与えていたはさすがだった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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