［国際親善試合］日本 ３－２ ブラジル／10月14日／東京スタジアム

　日本代表は10月14日、世界レベルのタレントをずらりと揃えるブラジルと対戦。前半で２点をリードされたものの、後半に南野拓実、中村敬斗、上田綺世のゴールで大逆転、14試合目にして王国から初勝利を挙げた。

　畳みかけて３点を奪った攻撃陣の活躍も目覚ましかったが、前に出た後半は相手の３トップと数的同数に陥りながらも、１対１で負けなかった守備陣も素晴らしかった。

　とりわけ、デュエルで抜群の強さを発揮し、セレソンのアタッカー陣を圧倒した左CBの鈴木淳之介は圧巻のパフォーマンスだった。

　２シャドーで先発した久保も22歳のプレーぶりに驚嘆。「よかったですね。びっくりしました」と切り出し、こう言葉を続けた。
 

「１試合目（10日のパラグアイ戦）の佐野（海舟）選手もすごかったですけど。今日は途中から鈴木選手がボールを奪うと歓声が上がるぐらいで、みんなも気づいたと思いますし、これからがすごく楽しみな選手かなと思います」

　終盤に、果敢にボールを奪いに行ったシーンについては、「ああやって自分で奪いに行くというのは、たぶん彼も試合中に自信をつけて、試合中に成長したということだと思いますし、すごく楽しみな」と評している。
　
　怪我人が続出していた日本の最終ラインに、新たなタレントが出現した。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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