［国際親善試合］日本 ２−２ パラグアイ／10月10日／パナソニックスタジアム吹田

　９月にメキシコとスコアレスドロー、アメリカには０−２と完敗。そして10月10日のパラグアイ戦も土壇場で追いついての２−２と、ワールドカップ・アジア最終予選を終えてから日本代表は勝ち星を掴めていない。

　３試合未勝利の事実をどう捉えているか。パラグアイ戦に途中出場した藤田譲瑠チマにそんな素朴な疑問をぶつけてみた。パリ五輪でもパラグアイと対戦したボランチは次のように答えてくれた。

「ミーティングでもそういう話は出ています。怪我人を含め、良い流れが代表でできていないという話は。スタッフの方からも言われますし、選手間でも勝ちにこだわろうと意識統一しています」
 

　ただ、対戦相手のレベルが上がると勝利への難易度が当然ながら高まる。

「今のところ簡単に勝てる試合はひとつもなくて、自分たちのレベルを上げないといけません。この短い遠征期間中も、自分のチームに戻ってからもそうですし、それぞれが高い意識でやっていく必要があります。

　もちろん、この３試合未勝利の捉え方は人それぞれである。ひとつの見解として耳を傾けてほしい。

取材・文●白鳥和洋（サッカーダイジェストTV編集長）
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