マンCは今季、“復活”を果たせるのか。英国人記者が「影響力のある存在」と期待する選手は?【現地発】

2025年10月09日 スティーブ・マッケンジー

昨季は3位フィニッシュでリーグ5連覇ならず

王座奪還を目ざすシティ。(C)TOSHI TAKEYA

 私はプレミアリーグ第7節のブレントフォード対マンチェスター・シティ戦を取材するため、10月5日にブレントフォード・コミュニティ・スタジアムに足を運んだ。

 マンチェスター・シティは昨季、リーグ戦3位フィニッシュ。それまでプレミア4連覇中だったことを考えると、不本意なシーズンだったと言えるだろう。今季、彼らが「圧倒的な強さを取り戻すことができるのか」というテーマは、イングランド国内で頻繁に議論されている。

 そんなシティの運命を左右する主要選手の1人がフィル・フォーデンだ。2023-24シーズンにリーグ年間最優秀選手に輝いたこのMFは昨季、パフォーマンスが急激に低下。彼の不調がチームの不振にもそのまま繋がったことを考えると、フォーデンがいかにチームにとって影響力のある存在かがわかる。そして彼は「ピッチ外での精神的な問題」を抱えていたことも告白している。
 
 しかし、クラブやジョゼップ・グアルディオラ監督の支えもあり、フォーデンは今季、徐々に本来の姿を取り戻しつつあるように見える。また、今回のゲーム会場であるブレントフォード・コミュニティ・スタジアムは彼にとって非常に相性が良く、ここでの直近6試合で6ゴールを挙げている。

 そんなイングランド人はブレントフォード戦にフル出場。チームは開始9分にアーリング・ハーランドが奪った先制点を守り切って1-0で勝利したものの、目立った活躍は見せられず、これまでのブレントフォード戦で見せてきたパフォーマンスとは程遠かった。

 それでも彼が輝きを取り戻せば、"シティ復活"が見えてくるに違いない。

著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー(Steve Mackenzie)/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。

【画像】長澤まさみ、広瀬すず、今田美桜らを抑えての1位は? サカダイ選手名鑑で集計!「Jリーガーが好きな女性タレントランキング」TOP20を一挙紹介 

【記事】「泣くな、審判に負けたんだ」「言葉がない」快進撃・日本の早期敗退に中国唖然「決定機を何度無駄にしたんだ!」【U-20W杯】

【画像】日本は何位? 最新FIFAランキングTOP20か国を一挙紹介!アルゼンチンが首位陥落、11年ぶりにトップに返り咲いたのは?
 
みんなにシェアする
Twitterで更新情報配信中

関連記事