「はっきり言って移籍したかった」“移籍騒動”に揺れた日本代表MFが本音を吐露「いろいろあって…」

2025年10月07日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「もう腹をくくってやるしかない」

移籍騒動について語った中村。写真:福冨倖希

 10月10日にパラグアイ、同14日にブラジル代表と国際親善試合を戦う日本代表が7日、千葉県内で2日目の練習を行なった。

 トレーニングの後、取材に応じたスタッド・ドゥ・ランスのMF中村敬斗が移籍騒動について語った。

 昨季にチームがフランス2部に降格し、移籍を志願していたアタッカーは、約2か月間チームを離脱。だが、最終的に移籍の許可が出ず、残留を余儀なくされた。

「はっきり言って移籍したかったのは事実」と切り出した25歳は、こう言葉を続けた。

「いろいろあって、チーム残ることになったので、もう腹をくくってやるしかないので。ワールドカップイヤーですし。今年一年、ドゥ(2部)でやることになったので、本気で(やりたい)。去年、降格させてしまったのは事実ですし、責任も感じているので、来年1部に上げるように頑張りたいです」
 
 ただ、降格でリーグのレベルが下がってしまったのも事実。「ドゥでやる以上は、周りとのレベルだったり、違いは毎試合見せなきゃいけないというのは感じている」と危機感を示しつつ、「それもプレッシャーに感じ過ぎずに、自分らしいプレーできればいいかなと思います」と前を向いた。

 ドリブル突破と高い決定力を武器とするこのウインガーは、ワールドカップに向けて必要な戦力。吹っ切れたような表情に、ホッとした気分になった。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)

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