日本代表の長谷部誠コーチが10月５日、囲み取材に対応。その中で、FC東京のDF長友佑都について言及した。

　39歳にして日本代表に選ばれ続けている長友は、現役時代に３度のワールドカップで共闘した仲だ。

　そのいわば盟友について、「日本代表チームにとって、非常に大きな存在だと日々感じています」とリスペクトを示しつつも、厳しい指摘もしているという。

「恐らく彼に厳しく言えるのは自分しかいないと思っている。たぶん彼も感じてると思うんですけど。毎回、合宿のたびに彼には厳しい言葉をかけて。Jリーグの彼のプレーももちろんチェックしますし、その時にバックパスが多かったら、『バックパスが多すぎる、前へプレーしなきゃダメだ』みたいな話も、この間もしました」

「彼に対しても、他の選手と変わらないように指摘するところはしっかり指摘するのが自分の役割だと思っています」
 

　そして、「日本代表チームにとって、とても大事な選手であることは変わりない」と繰り返しつつ、決して"特別扱い"はしていないと強調した。

「同じように他の選手たちとの競争もある。だからワールドカップメンバーに入るために、彼はもっともっとやらなければいけないと思う、ピッチの上で。それは毎回、彼に伝えています」

　長谷部コーチと長友の間に信頼関係があるからこそ、遠慮なく厳しい言葉もかけられるのだろう。

取材・文●江國森（サッカーダイジェストWeb編集部）

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