「強みはどんどん前に出ること」
先制点につながるきっかけを作った森。(C)Getty Images
[U-20W杯]日本 3-0 ニュージーランド/10月3日/ミュニシパル
高校2年生だった昨年の秋頃には名古屋グランパスU-18でプレーしていた森壮一朗は、3バックの一角で評価を高めた今季からトップチームに帯同し、夏場以降は右ウイングバックで出場機会を増やしている。
船越ジャパンの活動には昨季まで一度も参加していなかったが、6月のモーリスレベロトーナメント(旧・トゥーロン国際大会)でU-20日本代表に初めて招集。そこから船越優蔵監督の信頼を得て、ひと世代飛び級で本大会のメンバー入りを果たした。
今大会は初戦のエジプト戦(2―0)に後半途中から出場。グループステージ突破が決まって迎えた第3戦のニュージーランド戦(3-0)で、初めてスターティングメンバーに名を連ねた。
右SBに入ると、立ち上がりからアグレッシブにプレー。高い位置を取り、何度も深く抉ってクロスを供給した。
「強みはどんどん前に出ること。サイドバックとして自分が出たら、そこが1番の価値だと思っている。量としても背後を追い越す動きというのは多く出せました」(森)
日本の先制点のシーンも森がきっかけだった。クロスを入れて逆サイドに流れたところから、組み立て直してMF小倉幸成(法政大)のゴールが生まれた。
高校2年生だった昨年の秋頃には名古屋グランパスU-18でプレーしていた森壮一朗は、3バックの一角で評価を高めた今季からトップチームに帯同し、夏場以降は右ウイングバックで出場機会を増やしている。
船越ジャパンの活動には昨季まで一度も参加していなかったが、6月のモーリスレベロトーナメント(旧・トゥーロン国際大会)でU-20日本代表に初めて招集。そこから船越優蔵監督の信頼を得て、ひと世代飛び級で本大会のメンバー入りを果たした。
今大会は初戦のエジプト戦(2―0)に後半途中から出場。グループステージ突破が決まって迎えた第3戦のニュージーランド戦(3-0)で、初めてスターティングメンバーに名を連ねた。
右SBに入ると、立ち上がりからアグレッシブにプレー。高い位置を取り、何度も深く抉ってクロスを供給した。
「強みはどんどん前に出ること。サイドバックとして自分が出たら、そこが1番の価値だと思っている。量としても背後を追い越す動きというのは多く出せました」(森)
日本の先制点のシーンも森がきっかけだった。クロスを入れて逆サイドに流れたところから、組み立て直してMF小倉幸成(法政大)のゴールが生まれた。
ただ、アシストやゴールが記録できたわけではない。「得点につながったかというと、そうではありません。もっともっとここで自分のクロスやシュートで結果を出さないと、自分の価値はまだまだ上がっていかない」と自戒の念を込め、ラウンド16以降の活躍を見据えた。
CBから右SBや右ウイングバックにポジションを移した経歴はもちろん、名古屋U-18から、高校在学中にトップチームデビューを飾った点は、アカデミーの先輩でもある菅原由勢(ブレーメン)に通ずるものがある。本人も憧れており、プレー面で参考にしているという。
「クロスの質とかが高い攻撃的な選手。プレーも見ますし、真似しつつ、早く追いつけるように頑張りたい」(森)
菅原とは面識があり、オフシーズンに一度だけ食事を共にした。当時、プレミアリーグのサウサンプトンに所属していた先輩に、世界トップクラスのアタッカーと対峙した話を直接聞く機会に恵まれたと振り返る。
「プレミアリーグはレベルが高く、ウイングの選手は本当に速いし、彼らをどう止めていくかという話が印象に残っています。1週間分析しても足りないと言っていたぐらいなので、自分も同じ舞台でプレーしたいという気持ちがすごく高まりました」
菅原も2019年のU-20W杯でベスト16入りを経験。最終盤に失点に絡むミスで韓国に0−1に敗れたものの、直後にAZへ加入してA代表まで上り詰めた。ひと世代飛び級で選ばれているとはいえ、森も大舞台をきっかけに可能性を広げたとしても不思議ではない。
ノックアウトステージに入れば、今まで以上に総力戦となる。特に今大会は21名の登録で、複数ポジションをハイレベルにこなせる森の存在がチームには必要不可欠。憧れの先輩と同じ道を辿るべく、名古屋のアカデミーで育った俊英は異国の地でさらなる飛躍を誓う。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
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「クロスの質とかが高い攻撃的な選手。プレーも見ますし、真似しつつ、早く追いつけるように頑張りたい」(森)
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