「6月もリストに…」なぜ森保監督は“2部”の24歳MFを初招集したのか。起用ポジションは?

2025年10月02日 江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

「レギュラーとしてプレーをしている」

新戦力への期待を語った森保監督。(C)SOCCER DIGEST

 日本サッカー協会は10月2日、パラグアイ戦(10日)とブラジル戦(14日)に挑む日本代表メンバー27人を発表した。

 唯一の初招集となったのが、イングランド2部のQPRでプレーする24歳のMF斉藤光毅だ。パリ五輪代表では10番を背負った小柄なテクニシャンをなぜここのタイミングで招集したのか。

 森保一監督は「国内にいた時からも攻撃のアクセントとなる仕掛けができる非常にいい選手だと見ていました」と切り出し、6月シリーズでも招集しようとしていた事実を明かした。

「今年の6月に、ワールドカップの出場を決めた後にメンバーを入れ替えて招集した中で、彼もリストに加わっていて、招集してもおかしくないようなパフォーマンスを見せてくれていましたが、怪我で招集はできなかった」
 
 招集理由については、「いまQPRでレギュラーとしてプレーをしている。チャンピオンシップ(イングランド2部)でプレミアリーグではないですが、このまま彼がレギュラーとしてチャンピオンシップの戦いを乗り越えて成長してくれれば、さらに日本の戦力になるのではないのか。今も戦力としても期待できますが、さらに成長を期待できるかなということで招集をさせてもらった」とコメント。求めているプレーをこう語った。

「期待するプレーは、まずは攻撃の部分で起点になるところと相手のゴールに向かって仕掛けていく部分。個で、チームと連携してというところの彼のアイデアを出してもらえればなと思います」

「左であれば三笘薫や中村敬斗、右であれば堂安(律)や伊東純也など、攻撃的な選手が上下動をしてハードワークして守備もするというところを今の代表の選手たちが見せてくれているので、彼にも攻撃にも守備にも貢献できるところを確認させてもらいたい」

 起用ポジションは、シャドーも考えられるが、指揮官は三笘薫が怪我で招集外となった左ウイングバックを想定しているようだ。ニューカマーの活躍に期待が懸かる。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)


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