三笘薫にボールを奪われ…またもや!チェルシー指揮官うんざり「計画が完全に狂った」「我々はプレゼントをしている」

2025年09月28日 サッカーダイジェストWeb編集部

「前半と後半で全く別の試合をした」

チャロバー退場のきっかけを作った三笘。(C)TOSHI TAKEYA(SOCCER DIGEST)

 またしても11人で戦うことはできなかった。

 現地9月27日に開催されたプレミアリーグ第6節で、チェルシーが三笘薫を擁するブライトンとホームで対戦。1-3で逆転負けを喫した。24分にエンソ・フェルナンデスに先制点を奪い、良い流れで試合を進めていたなか、痛恨だったのが後半開始直後のプレーだ。

 1-0で迎えた53分、三笘にボールを奪われてカウンターを浴びた流れで、トレボ・チャロバーが相手の決定機を阻止するファウル。前節のマンチェスター・ユナイテッド戦での守護神ロベルト・サンチェスに続き、一発退場となってしまった結果、数的不利を強いられ、終盤に失点を重ねた。

 クラブ公式サイトによれば、エンツォ・マレスカ監督は試合後の会見で、明確なターニングポイントに触れ、繰り返されたミスを嘆いた。

「失点を許していなかったし、データ上では前半に多くのシュートを放ち、70%のボール支配率を誇っていた。全て順調だった。しかし、レッドカードによるミスで計画は完全に狂ってしまった。つまり、前半と後半で全く別の試合をしたようなものだ。前半は我々のペースだったが、残念ながらレッドカード後は別物になってしまった」
 
 昨季からチェルシーを率いる45歳のイタリア人指揮官は、自分たちが退場者を出すことを相手への「プレゼント」と表現した。

「プレミアリーグのどのチームと対戦しても、プレゼントを贈り続けるわけにはいかない。現時点で我々はレッドカードというプレゼントをしているのだから。ミスを続けるわけにはいかない。それらは試合の流れを変える重大なミスだ。マンチェスター・ユナイテッド戦でのレッドカードも、今日のレッドカードもそうだ」

 今夏にクラブ・ワールドカップを制した世界王者は、悪癖を改める必要がある。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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