「選手の背中を押してもらいたい」3連敗で8位に転落…大宮の長澤監督がファンに呼びかけ「結果責任は全部監督なので、私が受けます」

2025年09月21日 野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

「しっかりと応援してもらえるチーム」

厳しい状況でも選手たちを称えた長澤監督。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

 RB大宮アルディージャは9月20日、J2第30節でFC今治とホームで対戦。開始9分に先制されると、18分に泉柊椰、21分にはカプリーニの得点で一時は逆転したものの、65分と86分に失点し、2-3で敗れた。

 長澤徹監督は、痛恨の逆転負けを「ボックスの中での勝負で負けた。勝ち切るためには、取り切らないと、防ぎ切らないといけない。チャンスとピンチはお互い、同じくらいと想定していた」と総括した。

 この黒星で3連敗となり、今季最低となる8位に転落した。試合終了直後、ファン・サポーターからは、大きなブーイングが起こった。その際に、57歳の指揮官は選手の前に立ち、観客の思いを受け止めていた。

「今日のゲームも含め、しっかりと応援してもらえるチーム。結果は全部、私の責任。選手を見てもらえば分かるように、しっかりと後押ししてもらえる力の出し方はしている。選手のことは、本当に背中を押してもらいたい。結果責任は全部監督なので、そちらの方は、私が全部受けます。

 私がトレーニングを組んで、私がメンバーを決めて、私が交代をして。そういう進め方なので、結果責任は監督にある。これは私だけじゃなく、他のチームもそうですけど。選手が手を抜いているなら別ですけど、見て分かるように、(そんな選手はい)ない。擁護しているわけではなくて、本当にいないので、これをどう勝ちに結びつけるかが、私の仕事」
 
 厳しい状況とはいえ、J1昇格プレーオフ圏内の6位・徳島ヴォルティスとの勝点差はわずかに1。首位の水戸ホーリーホックとも同8差で、リーグ戦の残り8試合で取り返せる位置には付けている。そんななかで長澤監督は、決して下を向かない。

「まだ何も決まってないので。本当に、選手の背中は押してもらいたいです。今日のことは、しっかり糧にしていかないといけませんけど、最後まで見てほしいです」

 選手と厚い信頼関係で結ばれている指揮官の下、大宮はここで踏ん張れるか。残り試合の戦いに期待したい。

取材・文●野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

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