「疑惑は深まるばかり」ホーム開催、日程超有利、審判も中東…サウジ絶対的優位の状況にインドネシアの不満が爆発!AFCに抗議も「完全に無視された」【W杯アジア予選PO】

2025年09月21日 サッカーダイジェストWeb編集部

「サウジアラビアに操られることを懸念」

サウジアラビア、イラクとのプレーオフに挑むインドネシア代表。(C)Getty Images

 北中米ワールドカップのアジア最終予選で日本代表と同じC組だったインドネシアは4位に食い込み、10月に行われるプレーオフ進出を果たした。

 そのプレーオフでは、グループBに入り、開催国のサウジアラビア、イラクという強豪と対戦する。

 そのインドネシアが不満を訴えたのが、10月8日に行われるサウジアラビアとの初戦の審判団だ。サウジと同じ中東のクウェートの審判団に決定したのだ。

 インドネシアのメディア『Bola Sport』によれば、「インドネシアサッカー協会(PSSI)は、サウジアラビアに操られることを懸念している」と報じている。

「開催国であるサウジアラビアは、技術的でない要素を利用するなど、出場権を得るためにあらゆる手段を講じるのではないかと懸念されている。PSSIが混乱とみなしている事案の一つは、インドネシア代表の試合にクウェートの審判員を任命した問題である。中立性に抵触する懸念がある」

 また、同国のメディア『suara』によれば、PSSIは公然と反対を表明し、AFC(アジアサッカー連盟)とFIFA(国際サッカー連盟)に書簡を送って抗議したものの、「完全に無視された」という。「努力はすべて無駄になった」と記事は伝えている。
 
 そもそも、グループAがカタール、グループBがサウジアラビアに開催地が決定した時点で、他の4チームからは不満の声が上がっていた。

 しかも、開催国のカタールとサウジアラビアだけ中5日で、他の4か国は中2日での戦いを余儀なくされる。そのうえ、審判まで中東勢となれば、インドネシアが不満を露わにするも無理はないかもしれない。

 こうした経緯を伝えた韓国メディア『スターニュース』は、「あからさまな贔屓疑惑をめぐる論争が再燃している」とし、こう報じている。

「(開催地や日程で)他のチームの不満が爆発した状態だったが、今回は審判についても論争が浮上し、FIFAとAFCがサウジとカタールのワールドカップ本選進出を後押しているではないかという疑惑はさらに大きくなるしかなかった」

 インドネシアは様々なハンデを跳ね返し、強豪サウジアラビアからアップセットを起こせるか。
    
構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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