「点が取れないのが今の課題」
チームの現状を買った佐野。(C)Getty Images
日本代表MF佐野海舟がプレーするマインツは、昨季のブンデスリーガでセンセーショナルな躍進を見せたクラブの一つだった。一時は3位まで順位を上げ、チャンピオンズリーグ出場の可能性を感じさせるほど。最終的に失速したものの、6位フィニッシュは見事。クラブ規模と抱える選手層を考えると、大成功といえるシーズンだった。
8月にあったヨーロッパ・カンファレンスリーグのプレーオフではローゼンボリ(ノルウェー)と対戦し、2戦合計5-3で勝利。無事に本大会進出を決めた方で、ブンデスリーガでは開幕3試合で勝点わずか1の15位に沈んでいる。
第3節のRBライプツィヒ戦でもフル出場した佐野は、「前半の入りからそんなに悪くなかったと思います。点が取れないのが今の課題だと思うので、それが継続した試合だと思います」と振り返っていたが、その言葉通り、マインツは3試合で1点と極度の得点力不足に苦しんでいる。
昨季までチームのエースだったドイツ代表FWヨナタン・ブルカルトがフランクフルトへ移籍した穴は、予想以上に大きい。ウニオン・ベルリンから加入したベネディクト・ホラーバッハは開幕戦で負傷し、ドイツU-21代表FWネルソン・ヴァイパーもポテンシャルは高いが、まだレギュラーを張るレベルにはない。
加えて、ライプツィヒ戦ではドイツ代表MFパウル・ネーベルが1節のレッドカードで出場停止、韓国MFイ・ジェソンも怪我でしばらく離脱する見込みだ。
「攻撃のパターンはちょっとずつ増やしてきてはいますけど、最後のところの質がもうちょっと足りないかなと」
8月にあったヨーロッパ・カンファレンスリーグのプレーオフではローゼンボリ(ノルウェー)と対戦し、2戦合計5-3で勝利。無事に本大会進出を決めた方で、ブンデスリーガでは開幕3試合で勝点わずか1の15位に沈んでいる。
第3節のRBライプツィヒ戦でもフル出場した佐野は、「前半の入りからそんなに悪くなかったと思います。点が取れないのが今の課題だと思うので、それが継続した試合だと思います」と振り返っていたが、その言葉通り、マインツは3試合で1点と極度の得点力不足に苦しんでいる。
昨季までチームのエースだったドイツ代表FWヨナタン・ブルカルトがフランクフルトへ移籍した穴は、予想以上に大きい。ウニオン・ベルリンから加入したベネディクト・ホラーバッハは開幕戦で負傷し、ドイツU-21代表FWネルソン・ヴァイパーもポテンシャルは高いが、まだレギュラーを張るレベルにはない。
加えて、ライプツィヒ戦ではドイツ代表MFパウル・ネーベルが1節のレッドカードで出場停止、韓国MFイ・ジェソンも怪我でしばらく離脱する見込みだ。
「攻撃のパターンはちょっとずつ増やしてきてはいますけど、最後のところの質がもうちょっと足りないかなと」
佐野は試合後にそう指摘していた。確かに昨季までの主力がそろって不在となると、十分な得点チャンスを作り出していくのは簡単なことではないだろう。ただ、だからこそ自分たちでやらなければならないことを強調していた。
「出ている人が誰であってもしっかりやらないといけないと思います。出ている選手の中で、高いクオリティを出し続けないと、シーズンを通して上にはいけない。人がいないときこそ、しっかり結果を出せないといけないなと思います」
そうでなくても海外2年目は苦労することが少なくない。相手からの研究や対策は進むし、代表活動での長期移動による負担も加わってくる。新たに2年目に向けての決意はあるのだろうか?
「いや、特に気持ちは変わらないです」
佐野はきっぱりと言い切り、そして言葉を続けた。
「やるべきことをやり続けることと、あとはうまくなるために日々課題と向き合うことだけだと思います。あとは、チームの勝利に貢献できるように頑張りたいです」
ブレることなく、今季も自分と向き合い続け、自身のパフォーマンスを高め続け、それがチームの成績へと結びつくように取り組み続ける。佐野は今季も懸命にピッチを走り続ける。
取材・文●中野吉之伴
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「出ている人が誰であってもしっかりやらないといけないと思います。出ている選手の中で、高いクオリティを出し続けないと、シーズンを通して上にはいけない。人がいないときこそ、しっかり結果を出せないといけないなと思います」
そうでなくても海外2年目は苦労することが少なくない。相手からの研究や対策は進むし、代表活動での長期移動による負担も加わってくる。新たに2年目に向けての決意はあるのだろうか?
「いや、特に気持ちは変わらないです」
佐野はきっぱりと言い切り、そして言葉を続けた。
「やるべきことをやり続けることと、あとはうまくなるために日々課題と向き合うことだけだと思います。あとは、チームの勝利に貢献できるように頑張りたいです」
ブレることなく、今季も自分と向き合い続け、自身のパフォーマンスを高め続け、それがチームの成績へと結びつくように取り組み続ける。佐野は今季も懸命にピッチを走り続ける。
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