シティがユナイテッドに3-0完勝
197回目の“マンチェスター・ダービー”はシティに軍配が上がった。(C)Getty Images
9月14日、私はマンチェスターのエティハド・スタジアムで開催されたプレミアリーグの第4節マンチェスター・シティ対マンチェスター・ユナイテッドのゲームを取材した。
今回で197回目となった"マンチェスター・ダービー"は、今や世界的な注目を集める好カードだ。スタジアムに向かう途中、私はふと、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督とユナイテッドのルベン・アモリム監督は、「どちらが先にマンチェスターのクラブを去るのだろうか?」と考えていた。
もちろんこれまでの成績から考えると、大半の人がアモリム監督だと思うだろうから、愚問に聞こえるのは承知している。しかし、私にはもしかしたらグアルディオラ監督になりそうな予感がするのだ。このダービーが始まるまでは…
今季、ここまでの戦いぶりは両チームともに決して好調とは言えない。ユナイテッドは開幕戦でアーセナルに0-1で敗れると、続くフルアム戦は1-1のドロー。第3節のバーンリー戦(3-2)では、90+7分のブルーノ・フェルナンデスのPK弾で何とか勝ち越し、初白星を手にした。
一方のシティは開幕戦でウォルバーハンプトンに4-0で快勝したものの、続くトッテナム戦(0-2)とブライトン戦(1-2)に敗れて、まさかの2連敗を喫している。
そんな両クラブの指揮官に対する評価は大きく異なる。アモリム監督は昨年11月にユナイテッドの指揮官に就任して以来、非常に厳しい時期を過ごしている。一方、グアルディオラ監督はこれまで、シティに数多くのトロフィーをもたらしてきた。彼が望む限り、今の職に留まることができるだろう。
今回で197回目となった"マンチェスター・ダービー"は、今や世界的な注目を集める好カードだ。スタジアムに向かう途中、私はふと、シティのジョゼップ・グアルディオラ監督とユナイテッドのルベン・アモリム監督は、「どちらが先にマンチェスターのクラブを去るのだろうか?」と考えていた。
もちろんこれまでの成績から考えると、大半の人がアモリム監督だと思うだろうから、愚問に聞こえるのは承知している。しかし、私にはもしかしたらグアルディオラ監督になりそうな予感がするのだ。このダービーが始まるまでは…
今季、ここまでの戦いぶりは両チームともに決して好調とは言えない。ユナイテッドは開幕戦でアーセナルに0-1で敗れると、続くフルアム戦は1-1のドロー。第3節のバーンリー戦(3-2)では、90+7分のブルーノ・フェルナンデスのPK弾で何とか勝ち越し、初白星を手にした。
一方のシティは開幕戦でウォルバーハンプトンに4-0で快勝したものの、続くトッテナム戦(0-2)とブライトン戦(1-2)に敗れて、まさかの2連敗を喫している。
そんな両クラブの指揮官に対する評価は大きく異なる。アモリム監督は昨年11月にユナイテッドの指揮官に就任して以来、非常に厳しい時期を過ごしている。一方、グアルディオラ監督はこれまで、シティに数多くのトロフィーをもたらしてきた。彼が望む限り、今の職に留まることができるだろう。
ペップは長期政権となっているシティでほぼすべてを達成しており、次に何を成し遂げたいかは彼次第だろう。しかしこのクラブで再び最高のチームを作り、頂点を目ざすエネルギーと意欲はあるのか。正直、私には彼がその考えを持っているのか確信が持てない。
一方、まだユナイテッドを率いて1年も経っていないアモリムは、すべてがこれからだ。まだ40歳と若く、クラブは昨季から困難な時期も彼を支えてきたようだから、今後もサポートし続けるだろう。
しかし、今回のダービーは一方的な展開となった。17分、序盤から押し込んだシティは、ジェレミー・ドクのクロスからフィル・フォーデンがヘディングシュートを決めて先制に成功する。
さらに53分にはドクのラストパスに抜け出したアーリング・ハーランドが技ありのシュートでネットを揺らすと、63分にも再びハーランドが左足のシュートを流し込んで追加点をゲット。シティが3-0の完勝を飾った。
ユナイテッドのパフォーマンスはひどく、気力の無さを感じさせるもので、シティは5、6点差をつけてもおかしくなかった。
私は試合前、今日のゲームが監督の将来を決めるようなものにはならないだろうと思っていた。しかし、"マンチェスター・ダービー"のようなビッグマッチでの結果は、監督の進退を考える大きな材料となる。グアルディオラ監督は今季がシティ最後のシーズンになる可能性があるとも囁かれているが、アモリム監督はペップよりも先に、自身の将来について真剣に考えさせられることになるかもしれない。
著者プロフィール
スティーブ・マッケンジー(Steve Mackenzie)/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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スティーブ・マッケンジー(Steve Mackenzie)/1968年6月7日、ロンドン生まれ。ウェストハムとサウサンプトンのユースでプレー経験がある。とりわけウェストハムへの思い入れが強く、ユース時代からのサポーター。スコットランド代表のファンでもある。大学時代はサッカーの奨学生として米国で学び、1989年のNCAA(全米大学体育協会)主催の大会で優勝した。現在はエディターとして幅広く活動。05年には『サッカーダイジェスト』の英語版を英国で出版した。
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